有馬記念 2022 を予想!ブックメーカーのオッズからみる優勝候補は!?

田口 三太郎 | 21 / 12 / 2022

有馬記念2022がいよいよ12月25日(日)に中山競馬場で開催されます。

今年で67回目の有馬記念には、海外遠征帰りの強豪から勢いのある3歳馬までが集い、近年でもトップクラスの豪華なメンバーが集いました!

この記事では有馬記念2022の主要ブックメーカーオッズ比較、注目馬の紹介、競馬歴15年でジャパンカップメルボルンカップの予想を次々と的中させているライターの大予想をお届けします!

 

有馬記念2022のレース概要

  • 日程:2022年12月25日(日曜日)
  • 出走時間:15時25分
  • 場所:中山競馬場
  • 格付け:G1
  • 距離:芝2,500m
  • 賞金:優勝賞金4億円
  • 出走可能数:フルゲート16頭
  • 出走条件:サラブレッド3歳以上
  • 負担重量:定量戦(4歳以上牡馬57キロ、3歳牡馬55キロ、牝馬は負担重量-2キロ)
  • 出走資格:特別登録を行った馬より、ファン投票上位10頭までに優先出走権が付与される

 

有馬記念2022オッズ比較

それでは、主要ブックメーカーの単勝オッズを比較してみましょう!

出走馬 スポーツベットアイオー bet365
イノイックス 2.45 2.90
タイトルホルダー 3.25 3.80
ジェラルディーナ 7.00 7.00
エフフォーリア 10.00 10.00
ヴェラアズール 8.50 10.00
ボルドグフーシュ 11.00 13.00
ディープポンド 31.00 34.00
ジャスティンパレス 16.00 19.00
ブレークアップ 71.00 81.00
ポタジェ 126.0 81.00
アカイイト 67.00 71.00
ボッケリーニ 126.0 151.0
アリストテレス 71.00 71.00
ウィンマイティー 151.0 101.0
イズジョーノキセキ 101.0 101.0
ラストドラフト 151.0 151.0

※アイオーは12月25日当日のオッズ、Bet365は12月24日のオッズです。

 

ブックメーカーのオッズはなぜ高い?

ブックメーカーの競馬とJRAとの一番の違いは、オッズの決まり方にあります。

  • JRAのオッズ→ 投票券の販売が締め切った後に決定する(単勝の場合、各馬にべットされた数に応じてオッズが決定)

  • ブックメーカーのオッズ→ 購入した時点でのオッズが適用され、払い戻しがされる

 

上記のように、ブックメーカーで賭けた場合には、JRAのオッズのように「購入した時よりもオッズが下がってしまった」といったことがないのです。

 

そのほか、ブックメーカーで賭けられる競馬レースやオッズについては『ブックメーカーの競馬』を参考にしてください。

また、馬券を購入する詳しい手順は『ブックメーカーで馬券を購入する方法【買い方ガイド】』をご覧ください。

 

有馬記念にベットにおすすめのブックメーカー2選

有馬記念へは、JRAからだけでなくブックメーカーからもベットすることが可能なんです!

ブックメーカーで賭ける利点は、日本で馬券を購入するよりも、より良いオッズでベットできる可能性があることで、活用すれば思いもよらない美味しい配当にありつけるかもしれません。

また、日本では取り扱いのないオッズ(例:4連単)にも賭けることが可能なサイトもあるため、より面白い予想をすることができるはずです!

ここでは有馬記念にベットする際に、おすすめのブクメ2サイトをご紹介します。

 

Sportsbet.io(スポーツベットアイオー)

スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)では、中央競馬や地方競馬もカバーされており、単勝・複勝といった基本の馬券のほか、2着以内(連対するかどうか)でも賭けることが可能です。

大相撲の元力士・把瑠都関がメインのアンバサダーを務めており、日本でももっとも知名度のあるブックメーカーのひとつです。
 

Betwinner(ベットウィナー)

ベットウィナー(Betwinner)では、競馬のレース数が豊富、オッズも優良かつ賭けの種類も豊富です。

スポーツやスポーツ以外のジャンルもとてつもない数の取り扱いがあるサイトです。

 

有馬記念2022の注目馬8頭を紹介!

超豪華メンバーが揃った2022年の有馬記念!ここからは、注目馬8頭に厳選して紹介していきます。

タイトルホルダー(Titleholder)G1・3勝の実績を引っ提げグランプリW制覇に挑む!

  • 牡4 厩舎:栗田徹(美浦) 騎手:横山和生 オーナー:山田弘
  • 父:ステイゴールド 母:メーヴェ(母の父:Motivator)

 

上半期のグランプリ・宝塚記念優勝馬で、グランプリW制覇に挑むタイトルホルダー。

持ち味はタフな先行力で、横綱相撲で他馬をねじ伏せるレースで主役をはる存在です。心肺機能に優れており、菊花賞・天皇賞(春)といった長距離G1レースを圧勝するなど、長い距離のタフなレースに自信を持っています。

前走・凱旋門賞こそ、極悪馬場に阻まれ敗れてしまいましたが、日本国内に戻ればすぐに巻き返してくるでしょう。

直線が短く、タフな急坂が待ち受ける中山コースはもってこいの舞台。自分のレースができれば、勝利に最も近い一頭と言えます。

 

イクイノックス(Equinox)デビューしてわずか5戦!トップホースに上り詰めた天才馬

  • 牡3 厩舎:木村哲也(美浦) 騎手:クリストフ・ルメール オーナー:シルクレーシング
  • 父:キタサンブラック 母:シャトーブランシュ(母の父:キングヘイロー)

 

新馬戦以外はすべて重賞競走に出走しすべて連対、デビューからわずか5戦のキャリアながら天皇賞(秋)を制覇しG1ウィナーとなった天才馬・イクイノックス。

無駄なレースを一切省いた、非常にゆとりのあるローテーションでレースに出走し結果を出し続けています。

皐月賞2着、日本ダービー2着と春のクラシックでは勝利まであと一歩届きませんでしたが、休み明けで挑んだ天皇賞(秋)では強豪古馬を相手に強烈な切れ味を発揮し快勝、さらなる進化を感じさせる走りでした。

有馬記念は初となる2,500mでのレースとなりますが、位置取りに拘るタイプではなくあっさり克服してきそう。天才馬が前代未聞のローテーションで有馬記念制覇を狙います。

 

エフフォーリア(Efforia)天国から地獄を味わった、昨年の勝ち馬が一気の復活劇を誓う!

  • 牡4 厩舎:鹿戸雄一(美浦) 騎手:横山武史 オーナー:キャロットファーム
  • 父:エピファネイア 母:ケイティーズハート(母の父:ハーツクライ)

 

昨年行われた皐月賞・天皇賞(秋)・有馬記念とG1を3勝、日本ダービーでも勝ちに等しい2着に入り2021年年度代表馬に選ばれたエフフォーリア。

すべてを手にした昨年から一転、今年は春の大阪杯でまさかの9着、雪辱を期した宝塚記念でも6着と、期待を裏切り続ける結果となっています。

輸送を伴う関西圏でのレースで連敗したことから、関東圏でのレースとなる今回はコンディションも違うはずで、敵なしであった昨年の走りからこのまま終わるとは思えません。

父・エピファネイアの産駒が古馬になって結果を残せていないことから、早熟説も囁かれていますが、周囲の雑音をその走りで吹き飛ばすことができるでしょうか。

 

ヴェラアズール(Vela Azul)ダートの条件馬からジャパンカップ馬に!破竹の勢いで有馬に挑む

  • 牡5 厩舎:渡辺薫彦(栗東) 騎手:松山弘平 オーナー:キャロットファーム
  • 父:エイシンフラッシュ 母:ヴェラブランカ(母の父:クロフネ)

 

今年一番の下剋上を成し遂げたジャパンカップ優勝馬・ヴェラアズール。

昨年までは重賞レースには縁遠い下級条件馬で、しかも芝のレースにすら出走したことのない存在でしたが、この年の3月に芝のレースに出走してから状況が一変。

力強い末脚でオープンクラスまで駆け上がり、10月の京都大賞典で重賞初挑戦・初制覇を達成しました。

その勢いのまま挑んだ前走・ジャパンカップでは、2021年ダービー馬シャフリヤールを抑え、なんとG1まで勝ってしまったのです。

ダートの下級条件馬からジャパンカップウィナーまで上り詰めた2022年のヴェラアズール、有馬記念も勝てば歴史上語り継がれる存在となるでしょう。
 

ボルドグフーシュ(Boldog Hos)電撃引退の名手に念願の有馬記念勝利をもたらすか!

  • 牡3 厩舎:宮本博(栗東) 騎手:福永祐一 オーナー:社台レースホース
  • 父:スクリーンヒーロー 母:ボルドグザグ(母の父:Layman)

 

強烈な追い込みを武器とし、ここにきて急成長を遂げている3歳馬ボルドグフーシュ。

重賞未勝利ながらも、前走・菊花賞では、先行馬が勝ち切るタフな流れを後方からまくり気味で追い込み、勝ち馬にクビ差にまで迫る2着に食い込みました。

6戦連続で上り最速を記録しており、息の長い末脚はますます研ぎ澄まされてきています。

鞍上の福永騎手は、調教師転身を表明し来年2月末で引退となりました。まだ有馬記念未勝利の福永騎手としては最後のチャンス。名手の円熟した手綱さばきで、有馬記念勝利を掴むことができるでしょうか。

 

ディープボンド(Deep Bond)昨年の2着馬!有馬の舞台はもってこいだ

  • 牡5 厩舎:大久保龍志(栗東) 騎手:川田将雅 オーナー:前田晋二
  • 父:キズナ 母:ゼフィランサス(母の父:キングヘイロー)

 

一昨年の日本ダービー5着、菊花賞4着、昨年の有馬記念で2着、天皇賞(春)で2年連続2着、今年の宝塚記念で4着と、G1の上位に安定して食い込んでくる実力馬・ディープボンド。

2年連続で挑んだ前走・凱旋門賞では、馬場にも苦しめられ良い走りをすることができませんでしたが、日本に帰ってくれば実力を発揮してくるはずです。

前走より、主戦を務めてきた和田竜二騎手から、リーディングジョッキー川田将雅騎手に乗り替わりとなっており、陣営が結果を求めていることは明白。今年の有馬記念で、悲願となるG1タイトル奪取となるでしょうか。
 

ジェラルディーナ(Geraldina)勢いNo.1!超良血の女王が牡馬も飲み込む

  • 牝4 厩舎:斉藤崇史(栗東) 騎手:クリスチャン・デムーロ オーナー:サンデーレーシング
  • 父:モーリス 母:ジェンティルドンナ(母の父:ディープインパクト)

 

日本と海外を含めるG1・6勝を挙げたモーリスを父に、牝馬三冠馬でG1・7勝という実績を誇る名牝・ジェンティルドンナを母に持つ超良血馬・ジェラルディーナ。

その血統から、デビュー時より大きな期待を集めていましたが、なかなかその素質を開花できずにいました。

今年に入り、ようやく徐々に能力の片鱗を見せ始めると、9月の産経賞オールカマーで強豪牡馬を倒し初の重賞制覇、その勢いのまま11月にはエリザベス女王杯も勝ち、一気にG1ウィナーへの仲間入りを果たしたのです。

父のモーリス、祖父のスクリーンヒーローとも晩成型で4歳以降に急激に力をつけており、本格化したジェラルディーナが有馬記念を制覇しても驚けませんよ。

 

ジャスティンパレス(Justin Palace)番狂わせの可能性十分!偉大なる父に有馬記念勝利を届けるか

  • 牡3 厩舎:杉山晴紀(栗東) 騎手:トム・マーカンド オーナー:三木正浩
  • 父:ディープインパクト 母:パレスルーマー(母の父:Royal Anthem)

 

偉大なる名馬ディープインパクトを父に持つ良血・ジャスティンパレス。

デビュー当時より素質を高く評価されており、2歳時にはG1・ホープフルステークスで2着に入るなど早くも頭角を現していましたが、その後のクラシック戦線ではあと一歩のレース内容が続きます。

ところが、夏を越して急激に力をつけてきており、神戸新聞杯ではクラシック戦線で活躍してきた同世代を置き去りにする圧勝劇で重賞初制覇を達成すると、続く菊花賞でも3着に入り、G1でも能力が通用することを証明しました。

今回のジョッキーには、凄腕のトム・マーカンド騎手を迎え勝負気配満点。成長著しい3歳馬が、番狂わせを起こすことができるでしょうか。

 

有馬記念2022のオリジナル予想!

競売歴15年のライターがジャパンベット限定のオリジナルの予想を公開しちゃいます!

  • ◎イクイノックス
  • 〇ディープボンド
  • ▲タイトルホルダー
  • ☆ジャスティンパレス
  • △ボルドグフーシュ

 

本命は、イクイノックスとしました。

わずか5戦のレースながら、新潟2歳ステークス・天皇賞(秋)と重賞レースを2勝、皐月賞・日本ダービーでも僅差の2着に入り、能力の底を見せていない馬です。

陣営が「天才」と称すように、距離やコース、位置取りに拘らずに高いパフォーマンスを発揮し続けているイクイノックス。

歴戦の古馬を相手に、強烈な切れ味で突き抜けた天皇賞(秋)が圧巻で、夏を越してさらに進化している印象です。

強力な先行馬を見ながらのレースとなりますが、直線では一気に勝ち負けに加わってくるでしょう。

 

人気を考慮して買いたくなるのは、対抗馬ディープボンドです。

毎回安定して好走するタイプですが、いまいち人気になりにくい馬。

前走・凱旋門賞の大敗が嫌われて人気を落としていますが、昨年も同じパターンで好走しています。

加えて、今年の凱旋門賞では、鞍上が「無理をしなかった」とのことで、昨年よりダメージが少ないとの情報もあるため、再びの馬券圏内があっても全く驚けません。

1番人気候補のタイトルホルダーも強力な存在で、先行して圧勝してきた春のG1でのレース内容が圧巻で、コースも向きそうなため上位争いには確実に絡んでくるでしょう。

ただし、初の海外遠征で極悪馬場に挑んだ凱旋門賞のダメージが気になる点と、圧勝した春のG1と比較すると、今年3月に休み明けで挑んだ日経賞のパフォーマンスはやや物足りないもので、今回は他馬にもつけ入る隙があるように思い印を下げました。

イクイノックス以外にも強力な3歳馬が控えており、充実著しいジャスティンパレスは中山コースでG1・2着の実績があり、このメンバーに入っても食い込みの可能性があり要注意。追えるタイプのトム・マーカンド騎手とも手が合いそうで、立ち回り次第で勝ち負けまであり得ます。

 

菊花賞2着馬・ボルドグフーシュは鞍上に電撃引退を発表した福永騎手を迎えました。

どうしても後方からのレースとなる馬ではありますが、息の長い末脚は破壊力抜群。

一気のまくりで上位を飲み込んでも不思議ではなく、有馬記念未勝利の福永騎手にラストチャンスで戴冠をもたらすかもしれません。

馬券の買い方は、イクイノックスの単勝、イクイノックスから各印の馬への馬連・馬単、またディープボンドの複勝まで押さえます。

 

まとめ

中央競馬1年の締めくくりとなるビッグレース・有馬記念。

今年の有馬記念では、グランプリ連覇に挑むタイトルホルダーや、天才馬イクイノックスが参戦し、非常に豪華なメンバーが揃いました。

有馬記念独特の華やかな雰囲気は、ぜひ競馬をやったことがない方にも楽しんでいただきたい、必見のレースです。

ブックメーカーで有馬記念に賭ければ、JRAから賭けるよりも高配当が期待できるので、ぜひブックメーカーから賭けてみてはいかがでしょうか?

本記事を読んで、年末のビッグイベント有馬記念を満喫し、予想を的中させ勝利金をGETしちゃいましょう!

 

有馬記念の豆知識

有馬記念は中央競馬のG1レースの中でも、特に華のあるビッグレースとして知られています。

出走馬はファン投票によって選ばれ、「グランプリ」と呼ばれる華やかな雰囲気は他のレースにはない有馬記念特有のもので、舞台となる中山競馬場には、寸分の隙間もないほどの観客が押し寄せることでも有名です。

また、競馬界でも一番売り上げのあるレースとしても知られており、1996年の売り上げ875億円は、世界の競馬史上最高の売り上げとしてギネス記録へ認定されています。

なんと、2021年の有馬記念の売上は490億円と近年では最高を記録しました。

このように、普段競馬をしない人も巻き込んで行われる、年の瀬の一大ビッグイベントなのです。

 

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