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バカラ賭博は違法?違法と合法のボーダーラインを解説

JAPANBETSライター | 12 / 09 / 2021

バカラ賭博という言葉はなんとなくネガティブなイメージがありますね。ラスベガスやマカオでは花形の人気ゲームが、日本ではなぜ違法賭博のイメージが付きまとうのか。

日本国内では金銭を賭けたバカラを行うと違法行為にあたり、実際にバカラ違法賭博で摘発された事件も発生しています。バカラと違法賭博の関係をわかりやすく解説します。

また、日本国内で安心してバカラを楽しむ方法も紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

バカラの魅力

バカラは、カジノの王様とまで呼ばれる世界中で大人気のカジノゲームです。歴史はとても古く、中世のイタリアが起源と言われています。バカラという名称もイタリア語でゼロを意味し、10以上のカード数字を0として置き換えてしまうルールに由来しています。

バンカーとプレイヤーと言う2人の架空のプレイヤーがゲームで、どちらが勝つのかを予想してベットします。

勝敗は、「バンカーの勝ち」「プレイヤーの勝ち」「引き分け」の3種類です。ただし、引き分けとなる場合は極めて少なく、そのためほぼ勝率は1/2のゲームと考えて問題はありません。

バカラゲームには常に「大金を儲けた」とか「大きく損をした」というようなニュースがつきものです。それほど、バカラにのめり込むプレイヤーが多いという事でしょう。

バカラの魅力は、

  • どちらかの勝ち負けに賭けるだけのシンプルなルール
  • 勝率はほぼ50%、初心者でも勝ちやすい

バカラは勝率がほぼ五分五分、スピーディに展開されるゲームでは、運が良ければ短時間で大金をつかむことができるのです。

 

バカラは本当に違法賭博なのか

カジノで大人気のバカラは、本当に違法賭博なのでしょうか。それは、日本とカジノを認めている国との法律の違いが大きな理由です。

日本では、競馬や競輪などの公営ギャンブル以外の賭博は原則として違法と見なされます。

そのため、バカラもまた日本国内でお金を賭けてプレイした場合は違法賭博として摘発されます。

賭博と法律の関係

日本には賭博を取り締まる2種類の法律があります。

❝【刑法185条】

賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。❞

❝【刑法186条】

賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、三月以上五年以下の懲役に処する。❞

引用元:電子政府の窓口e-GOV

ただし、この法律はバカラを禁じているわけではありません。日本国内で、お金を賭けて賭博をすることを禁じているのです。

そして、賭博を胴元として開帳すること、参加して賭けることの両方が犯罪になります。

日本でバカラに違法賭博のイメージが付きまとうのは、こういった違法賭博のゲームとしてシンプルでエキサイティングなバカラが最適で常に利用されているからにほかなりません。

 

バカラの違法賭博事例

実際にバカラが日本で違法賭博として摘発された事例を確認してみましょう。いずれの事例も違法に賭博場を開き客に実際にギャンブルをさせていたことが違法であり、罪名は「賭博開帳図利」となります。

違法のポイントはバカラをプレイしていた事でも、ネットカジノを利用したことでもありません賭博場を開場して実際に利益を得る行為が処罰の対象となっています。

 

〈大王製紙元経営者の事例〉

大王製紙の創業家であり元経営者の井川意高氏が、バカラとばくにのめり込むあまり会社の資金を100億円以上不正に流用した事件は、発覚当時は大きく報道され話題になりました。

この事例は、バカラが違法なわけでも元経営者が違法賭博を行ったわけでもありません。しかし、結果として大金を使い込み、経営者として背任行為に及んだことでバカラ賭博のネガティブなイメージを社会に定着させるきっかけとなりました。

 

〈大阪市で摘発された事例〉

2021年、大阪市北区の会員制ネットカジノ店で客にバカラ賭博をさせたとして店長および従業員が逮捕されています。また、賭博行為の疑いで2名の客も逮捕されました。

 

〈東京都で摘発された事例〉

2021年6月、東京都港区にある六本木ヒルズの一室でバカラ賭博を客にさせたとして店長と従業員が逮捕されています。店内にバカラテーブルを設置し実際に違法カジノを運営していました。プレイしていた客2名も逮捕されています。

 

バカラの違法と合法のボーダーライン

バカラをラスベガスやマカオのランドカジノでプレイした場合も、オンラインカジノでバカラをプレイしても賭博罪に問われることはありません。

それでは、この違法と合法のボーダーラインはどこにあるのでしょうか。それは、違法賭博を取り締まる刑法の前提となる考え方に左右されます。

 

1.賭博罪は対向犯が前提

対向犯とは、罪を犯した双方を裁くという意味です。つまり、賭博場を開帳した胴元と賭博行為を行った客の両方が処罰の対象となります。

日本国内で双方が摘発されることが賭博罪適用の条件となるので、海外に合法的に存在しているカジノに参加した場合は、摘発対象とはなりません。

 

2.罪刑法定主義

罪刑法定主義とは、実際に法律の条文に明記されている内容のみが罪となるという意味です。

賭博場を開帳してギャンブル行為を行うことは違法と定義されていますが、インターネットを通じてオンラインカジノでギャンブルを行う行為は規定されていません。

オンラインカジノという新しいプレイ方法を古い法律では裁くことができないということになります。

 

バカラを楽しむならオンラインカジノが最適

日本では公営ギャンブル以外のギャンブルは違法です。バカラも開帳された賭博場でプレイすれば、それがたとえオンラインカジノであったとしても違法性は免れません。

一方、PCやスマートフォンなどから個人が海外のオンラインカジノに参加する場合は、現在の法律では違法となりません。

ただし、オンラインカジノでバカラをプレイした場合でも、インターネットカフェなどで店舗を介して参加した場合(いわゆるインカジ)や、オンラインカジノへの勧誘などをした場合は違法性を問われる場合があります。

バカラをオンラインカジノで楽しむためには、

  • 海外で公認ライセンスを取得しているオンラインカジノを選択する
  • インカジ店やインターネットカフェなどの店舗では決してプレイしない
  • 個人的に楽しみ、あまり他社には公言しない

などのポイントを頭に入れておきましょう。

 

合法と違法のボーダーラインをしっかりと理解して、バカラの醍醐味を楽しもう!

 

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