
「短期間で成果が出る」「楽しめる要素の多い」という特徴がある『ブックメーカー投資』。
でも何だか投資って難しそうだし、手堅く運用とかつまらなそう。そもそもブックメーカー投資が何か分からないという方も多いのではないでしょうか。
かつては銀行預金が最高の資産を守る方法であると信じられていた日本ですが、低金利時代を迎えておカネに対する価値観が徐々に変化し、世代を問わずさまざまな投資に関心を持つ人が増えています。
この記事では、「ブックメーカー投資とは?」「ブックメーカーを利用した投資のメリット」「投資に最適なブックメーカーの選び方」「始め方」「注意点」などについて分かりやすく説明していきます。
ブックメーカー投資におすすめのサイト
ブックメーカー投資とは
まず、ブックメーカーとは欧米の賭け場のことで、世界中で行われているあらゆるスポーツや政治などに賭けができるサービスです。このことからスポーツベットとも言われています。
日本でも徐々に認知度が上がっていますが、ブックメーカーは欧米では多くの人に親しまれており、サッカーなどの名門チームのスポンサーとなっているほど信頼性の高いサービスです。
このようにブックメーカー自体はギャンブルを楽しむ場なのですが資産を増やす為に、ギャンブルとしてではなく、過去の試合データや選手の成績・状態を分析して勝率(的中率)を高めて資産を増やしていくのが『ブックメーカー投資』です。
ブックメーカー投資のメリット
ブックメーカーを利用した投資には、世の中にある他の投資法と比べてメリットがいくつかあります。そのメリットを3つ紹介していきます。
1.結果が早く出て退屈しない
資産運用の基本的な考え方は「長期でコツコツ」投資するというものですが、人によっては退屈に感じてしまうかもしれません。
ブックメーカー投資の場合は、早ければ対象となる試合の当日に投資をして、数時間後に結果が分かります。試合なのでリアルタイムで緊迫した状況を味わうことができ、退屈することもありません。
株式投資の場合、先を見据えて投資をして、それから何年も待ち続けることもザラにあります。また、スポーツの試合のようなスリル感は味わえません。
2.難しい知識が必要無い
本来、投資をするためにはある程度知識が必要です。
株式投資を例に挙げると、特定口座と一般口座の違いであったり、配当に関する利回りや権利確定日と受渡日の違いなどに知識をある程度身に付けておかないと苦労します。
一方でブックメーカーの賭けの種類は、勝敗(引き分け含む)や得点に関しての予想をするので、基礎知識さえあれば気軽に始めることができます。
3.年間通して24時間楽しめる
例えばサッカーは、日本だと春~秋にかけてプロリーグの試合が開催されますが、欧米では冬も開催されていますし、開催時間も日本時間の深夜帯が多いです。
種目もメジャースポーツだけでなく、ダーツやeスポーツなど多ジャンルなので年間通して24時間何かしらの種目で楽しむことができます。
ただ投資である以上、楽しむことが主目的ではないので自分が分析しやすいスポーツに対象を絞るのが無難です。
ブックメーカー投資の始め方
たくさんのメリットがあるブックメーカー投資ですが、実際始めるために必要なことを2つに絞って説明していきます。
ブックメーカーは世界中で運営されており、その数は1,000を超えるといわれています。そんな多くのブクメが存在する中でどうやって安心して投資できるブックメーカーを選んだらよいのでしょうか。
投資に最適なブックメーカーを選ぶ
ブックメーカーによって特徴が異なりますが、投資という視点で選択するのであれば、以下のポイントを重視したブックメーカーを選ぶのがよいでしょう。
- オッズが高いか
- ベット(賭け)の選択肢が豊富であるか
- 自分の知識のある競技種目を取り扱っているか
ただし、ほとんどのブックメーカーでアカウント作成は無料で行えるので、複数のブックメーカーに登録してみるのもひとつの方法です。また、フリーベットなどのボーナスを提供してるブックメーカーでまずは一度無料でスポーツベットを試してみるのも良いでしょう。
ブックメーカー/スポーツベットの基本を知る
ブックメーカを利用した投資には、専門的な知識は必要ありません。しかし、サービスを利用する以上ある程度の基礎知識は必要となります。
詳しくは、以下のページを参考にして見てください。初心者にも分かりやすく説明しています。
スポーツベットとは?始め方とやり方を解説ー「スポーツベットの基本情報」「ブックメーカーとは」「人気の理由」「スポーツベットを始める手順」
ブックメーカーの「オッズ」を徹底解説【保存版】ー「知っておきたいオッズの仕組み」「払い戻し金額」「オッズの表記形式」
ブックメーカーで長期投資すると
得意なスポーツで予想分析をすることが楽しめ、1つ1つの試合の結果が短時間で反映されことがメリットでもあるブックメーカー投資ですが、地道に長期間の運用も退屈することなく比較的難しくありません。
長期投資の具体的な例
例えば、初期資金10万円でスタートしたとします。オッズ1.10倍の予想に全額投資して的中した場合、払戻金は11万円で1万円の利益を得られます。
そして、オッズ1.10倍に全額投資し同じことを繰り返していくと、以下のようになります。
回数 | 投資額 | 払戻金 | 利益 |
---|---|---|---|
1回目 | ¥10万 | ¥11万 | +1万 |
2回目 | ¥11万 | ¥12万1000 | +1万1000 |
3回目 | ¥12万1000 | ¥13万3100 | +1万2100 |
4回目 | ¥13万3100 | ¥14万6410 | +1万3310 |
5回目 | ¥14万6410 | ¥16万1050 | +1万4640 |
6回目 | ¥16万1050 | ¥17万7150 | +1万6100 |
7回目 | ¥17万7150 | ¥19万4860 | +1万7710 |
8回目 | ¥19万4860 | ¥21万4340 | +1万9480 |
9回目 | ¥21万4340 | ¥23万5770 | +2万1430 |
10回目 | ¥23万5770 | ¥25万9340 | +2万3570 |
このように同じ投資をしていても、1回で得られる利益の額が徐々に大きく膨らんでいくのです。加えて、毎月の収入支出から生じた余剰金もコツコツ上乗せすることで、更に利益の増えるスピードは加速していきます。
これが20世紀を代表する科学者アインシュタインが人類最大の発明と呼ぶ「複利の効果」であり、地道ながらも長期で積立投資する者のみが受け取れる最大の恩恵です。
もちろん、途中で予期せぬ失敗も起こり得ますが、それでも感情をコントロールして、長期運用を続けることを推奨する理由がここにあります。貯金の上乗せも余裕資金の範囲内でコツコツやっていけると良いでしょう。
ブックメーカー投資をする時に気をつけたいこと
気軽に始められるのがブックメーカー投資ですが、気軽さの一方で注意しなければならない点もいくつかあります。
損失を出す可能性がある
ブックメーカー投資に限った話ではないのですが、投資において100%や確実に予想を的中させることはできません。
ましてや、スポーツを対象にすることが多いブックメーカーでは予想外の結果となることを念頭に置いて、一度に高額を投資するのではなく万が一失っても心理的なダメージが少なく済む金額で投資することをオススメします。
投資詐欺まがいの商品に注意!
「ブックメーカー投資で確実に勝ちたい人向けのおすすめの商品があります」といった類のセールスには注意が必要です。実際に高確率で利益が出せるソフトは存在します。しかし、このソフトは限りなく詐欺に近い商材なので手を出さないのが賢明です。
そのソフトを起動すると例えば「AのブックメーカーでXチームの勝利に$5.83賭けて、BのブックメーカーでYチームの勝利に$3.65賭ける。そうすれば結果がどうであれ利益が出る。」というアラートが送られてきます。
実際その通りに賭ければ利益は出るのですが、このソフトを使い続けるとほぼ間違いなく大きな問題が生じます。ブックメーカーから賭け金額やログインの規制をかけられてしまうのです。
どういうことか?
先ほど「$5.83」や「$3.65」と小数点が付いた金額を紹介しましたが、このソフトは小数点まで賭け金額を指定してきて、その通りに賭けないと損してしまう可能性があります。ここでブックメーカー運営会社に目をつけられてしまうのです。
「小数点付きで賭けるのって変だぞ?」と疑われるのです。実際、変です。競馬でも1円単位で賭けませんよね?実はアービトラージを狙ったブックメーカー参加者は以前から存在していて、ブックメーカー側もそれを取り締まろうと躍起になっています。
取り締まらないと運営側が確実に損をしてしまうからです。アービトラージ発生を知らせてくれるソフトは高額で売られていますが、元を取る前に規制をかけられて賭けそのものができなくなってしまいます。
こういったことから限りなく詐欺に近い為、手を出さない方がいいでしょう。
感情のコントロールを心がける
分析・研究したのち、「オッズ1.02倍」のような的中見込みの高いオッズに投資していけば、高い確率で資産を増やすことができます。ただ、短期間で大きく増やすことは難しいです。
ここで、「早くお金を増やしたい」という欲が出てくると、しびれを切らして的中見込みが高くないのに高倍率のオッズに投資したり、大きい額を一気に投資したいという衝動に駆られてしまうかもしれません。ここで負けてしまうと、それまで積み上げてきた一遍に資産が失われます。
そして、失敗をすぐに取り返したくなって感情的に熱くなってしまう。こうなってしまうと更に資産を失うことになりかねない悪循環に陥ってしまいます。
ブックメーカー投資に限ったことではなく、資産運用するうえで「一攫千金」を夢見ることは宝くじで一発当てにいくことと大して違わず、資産を増やすどころか失う危険性が高いです。ちなみに、日本のジャンボ宝くじの1等2億円に当選する確率は1000万分の1という非常に低い確率です。
これらのことから、ブックメーカー投資において重要なのは分析力や判断力以上に、長期間の地道な運用を続けることと、万が一の失敗やアクシデントがあっても焦らず立ち直せるだけの忍耐力が必要となってくるのです。
最後に
今回は複数ある投資方法の中から、ブックメーカー投資を紹介しました。興味がある方はまず情報収集し、ブックメーカーのアカウントを開設することから始めてみましょう。
尚、全ての投資方法に当てはまることですが、投資には損失のリスクも伴うことをご承知の上で自己責任での運用をしてくださいね。