
本田圭佑選手の去就が注目され、結果としてアゼルバイジャンのネフチ・バクーへの移籍が決まりました。
その本田圭佑選手は"KSK Angel Fund"を通して投資活動をしていることで知られますが、ブックメーカー(スポーツブック)にも投資をしているのをご存知でしょうか。そこに見るブックメーカーの未来について考えてみます。
紆余曲折を経ての本田圭佑選手の移籍
まずは、今回の本田圭佑選手の移籍の経緯について順を追って見て行きましょう。
本田圭佑選手は2020年末にオランダの1部リーグであるフィテッセから移籍したブラジル1部リーグのボタフォゴを退団。2021年2月4日にポルトガル1部リーグのポルティモネンセと半年加入の契約をしました。
しかし無所属選手であるはずの本田圭佑選手は、ポルトガルの独自規定では無所属とみなされないため、登録不可となってしまいました。その後、アゼルバイジャンのネフチ・バクーとの契約が決まりました。
アゼルバイジャン共和国は北にロシア連邦、南にイラン囲まれた、カスピ海西岸にある国家です。そしてその1部リーグにあるのがネフチ・バクーというわけです。
本田圭佑選手の投資経歴
本田圭佑選手は2016年からスタートアップ企業への投資を始めています。スタートアップ企業とは、あらたなビジネスモデルを開発し、市場を開拓しようという企業のことです。2020年時点で本田選手が投資した会社の数はすでに50社にも及んでいます。
本田選手が投資を始めたきっかけは、社会貢献活動にあったようです。オランダのサッカークラブへの移籍を契機に、世界の貧困問題に直面したと語っています。まず2012年にサッカー教室を開き、国内外で75校5000人ほどのスクール生を抱えるほどになりました。
しかし自分の寄付だけでは学校の建設などの活動に限界があることを実感し、そこで始めたのが投資活動です。才能ある起業家を支援し得られたリターンで寄付をする、そのために個人投資会社も設立しました。
本田圭佑選手が投資したブックメーカーとは?
本田圭佑選手が投資したブックメーカーを運営するのは、日本人が英国でライセンスを取得し設立した「ジャングルX株式会社」というです。
その事業モデルとなるのは、ブックメーカーの収入源とも言える手数料を無料にし、代わりににアスリートに還元するというものです。収益源となるのは定額制のサービス料となっています。
ただし、現在はイギリス国内のみで提供されており、日本からのアクセスは現状ではできません。しかしこれも、何らかの方法で解決するとしています。そして日本からもスポーツベットを通して、特にマイナースポーツの選手に還元していきたいとしています。つまりスポーツベットにより集まったお金をアスリートに還元し、ベットする利用者はその支援活動をも行うという仕組みというわけです。
本田圭佑選手はこのような「ブックメーカーがアスリートを支援する」という仕組みに共感し、投資したのではないでしょうか。
まとめ
本田圭佑選手の投資目的からも垣間見えるように、スポーツベットにはスポーツ界への支援という役割も担っています。
実際に多くのブックメーカーはプロサッカーチームの公式スポンサーになっています。相撲の元大関である把瑠都はSPORTSBET.IO(スポーツベットアイオー)のアンバサダーを務めています。
欧州では日常的に行われ、そして米国でも合法化する州が年々増えているスポーツベッティング。今後、日本でのブックメーカーのあり方も変わるかもしれません。
おすすめのブックメーカー