日本最強の馬は!?史上最強の競走馬トップ10!

田口 三太郎 | 10 / 04 / 2022

競馬ファンの間で、常々話題になる「日本最強馬」論争。

最近では、過去の名馬の馬名をキャラクターの名前にした「ウマ娘」の人気急上昇に伴い、最強馬論争もさらに白熱してきています。

今回は競馬歴15年位以上の筆者が、過去の実績をもとに、独断で日本競馬史上最強馬の候補になり得る10頭を厳選して紹介しています。

競馬にはさまざまな条件のレースがありますが、この記事では王道路線の芝のクラシックディスタンスで活躍した馬に限定して、ブックメーカー情報サイトのジャパンベットがお届けします。

 

1. 日本近代競馬の結晶『ディープインパクト』

  • 父:サンデーサイレンス/母・ウインドインハーヘア(母の父Alzao)
  • 生涯戦績:14戦12勝
  • 主な勝ち鞍:2005皐月賞、2005東京優駿、2005菊花賞、2006天皇賞(春)、2006宝塚記念、2006ジャパンカップ、2006有馬記念
  • 獲得賞金:14億5455万1000円

 

日本近代競馬の至宝と言われた名馬・ディープインパクト。

その走りは、名手・武豊騎手をして「飛んでいる」と表現されるほどの圧倒的なものでした。

デビュー戦より、400kg台半ばの小柄な馬体ながら、上がり33秒台の末脚で他馬を突き放すレースを披露し、無敗のまま牡馬三冠を制覇し、社会現象とまでなりました。

2005年の有馬記念こそ、ハーツクライの2着に敗れるものの、結果日本で負けたレースはこの1回。

2006年の凱旋門賞では惜しくも3着(その後失格)となるものの、その後のジャパンカップ、有馬記念を圧勝し、生涯成績14戦12勝という文句のない成績で引退しました。

引退後も、種牡馬として数々のG1馬を輩出し、種馬としても日本競馬に大きな功績を残した、平成を代表する競走馬の1頭だと言えます。

 

 

2. 金色の暴君『オルフェーヴル』

  • 父:ステイゴールド/母:オリエンタルアート(母の父:メジロマックイーン)
  • 生涯戦績:21戦12勝
  • 主な勝ち鞍:2011皐月賞、2011東京優駿、2011菊花賞、2011有馬記念、2012宝塚記念、2013有馬記念
  • 獲得賞金:15億7621万3000円

 

日本競馬の悲願・凱旋門賞の勝利に最も近づいた馬、オルフェーヴル。

2005年のディープインパクト以来となる3冠を達成しましたが、オルフェーヴルの真価は翌4歳以降でした。

4歳初戦となる阪神大賞典で、一度は競走中止も止む無しというレベルの大逸走を見せるも、2着に踏ん張るという衝撃のレースを披露。この、コントロールが出来ないような気性がオルフェーヴルの武器でもありました。

2012年の凱旋門賞、最後の直線で後続を突き放し、日本競馬界悲願の凱旋門賞勝利目前まで行きながら、気性の悪癖が出てゴール前で失速し、伏兵のソレミアに差され2着。翌年も凱旋門賞に挑戦するも、またもや2着に敗れ、凱旋門賞勝利はなりませんでした。

しかし、世界最高峰の凱旋門賞で2度の2着を記録したオルフェーヴルは、最強馬候補として名乗りを上げても恥ずかしくない成績と言えるでしょう。

 

3. サブちゃん史上最強の愛馬『キタサンブラック』

  • 父:ブラックタイド/母:シュガーハート(母の父:サクラバクシンオー)
  • 生涯戦績:20戦12勝
  • 主な勝ち鞍:2015菊花賞、2016天皇賞(春)、2016ジャパンカップ、2017天皇賞(春)、2017大阪杯、2017天皇賞(秋)、2017有馬記念
  • 獲得賞金:18億7684万3000円

 

演歌歌手・北島三郎が馬主であることも話題になったキタサンブラック。

地味な血統ながら、実力は確かで、逃げ・先行から、安定して脚が使える脚質を武器に活躍しました。

G1の勝ち鞍が芝2000mの大阪杯、天皇賞(秋)から、芝3200mの天皇賞(春)まで幅広く、また馬場が悪化しても驚異のオールラウンダーぶりを発揮。

残念ながら凱旋門賞の挑戦はありませんでしたが、海外で走っていても好成績を残せていたのではないかというほどの実力派でした。

2021年には産駒がデビューし、早くもイクイノックスという怪物候補が誕生したキタサンブラック。今後の活躍も楽しみな種牡馬です。

 

4. 日本史上最多 芝G1・9勝馬『アーモンドアイ』

  • 父:ロードカナロア/母:フサイチパンドラ(母の父:サンデーサイレンス)
  • 生涯戦績:15戦11勝
  • 主な勝ち鞍:2018桜花賞、2018優駿牝馬、2018秋華賞、2018ジャパンカップ、2019ドバイターフ、2019天皇賞(秋)、2020ヴィクトリアマイル、2020天皇賞(秋)、2020ジャパンカップ
  • 獲得賞金:19億1526万3900円

 

牝馬では唯一、今回の10頭の中に選ばれた名馬、それがアーモンドアイです。

牝馬3冠をあっさりと達成した後、歴戦の牡馬とのレースとなった2018年ジャパンカップを制覇し、その実力が牡馬にも通用することを証明すると、その翌年にはドバイターフにて海外G1も制覇。

東京やドバイなど、左回りの軽い芝のコースでは無類の強さを誇りました。

引退レースとなった2020年ジャパンカップでは、無敗の3冠牡馬コントレイル、同じく無敗の3冠牝馬デアリングタクトとの夢の対決が実現、その2頭を完封する圧巻のレースで見事有終の美を飾ったのです。

積み重ねた芝のG1勝利は9つで、これはJRA史上最多記録となっています。

勝ち鞍が東京に偏り気味ではありますが、東京でのレースとなれば、堂々の最強候補として立候補できる存在でしょう。

引退後は、2022年には、エピファネイアとの仔を出産し、早ければ2024年にデビュー予定。非常に楽しみな一頭です。

 

5. 皇帝『シンボリルドルフ』

  • 父:パーソロン/母:スイートルナ(母の父:スピードシンボリ)
  • 生涯戦績:16戦13勝
  • 主な勝ち鞍:1984皐月賞、1984東京優駿、1984菊花賞、1984有馬記念、1985天皇賞(春)、1985ジャパンカップ、1985有馬記念
  • 獲得賞金:6億8482万4200円

 

額の三日月がトレードマークで、その圧倒的な競走成績と、神聖ローマ帝国の皇帝名が由来の馬名より、「皇帝」の異名を持つシンボリルドルフ。

無敗でクラシック三冠馬となったのち、有馬記念、天皇賞(春)、ジャパンカップも制覇し、史上初の七冠馬に輝いた伝説的名馬です。

そのレースぶりは圧巻で、派手さはないものの、抜群の手ごたえで他馬をねじ伏せるような走りを披露していました。

海外からの評価も高く、その馬体の素晴らしさは、まだ現在ほど海外で日本の競馬が評価されていなかった時代に、海外の競馬誌に大きく掲載されたほど。

1986年、アメリカに遠征した際に、左前脚繋靭帯炎を発症、これが原因で引退となってしまいましたが、現在の海外遠征の礎は、シンボリルドルフが築いたものでした。

2011年に30歳で亡くなったシンボリルドルフですが、サラブレッドの30歳はかなりの長寿。引退後も皇帝であり続けた、堂々の最強馬候補の一頭です。

 

 

6. 坂路の申し子『ミホノブルボン』

  • 父:マグニテュード/母:カツミエコー(母の父:シャレー)
  • 生涯戦績:8戦7勝
  • 主な勝ち鞍:1991朝日杯3歳ステークス、1992皐月賞、1992東京優駿
  • 獲得賞金:5億2596万9800円

 

栗東トレーニングセンターにおいて、当時、最新の設備であった坂路で鍛え上げられた馬体を武器に、「坂路の申し子」と呼ばれたミホノブルボン。

持ち味はスピードで、無敗のまま皐月賞、東京優駿とクラシックを連勝し、無敗の2冠馬となります。

しかも、富山調教師の見立ては、「本質的にはスプリンター」というのが恐ろしいところで、ミホノブルボンは自分の適距離より遥かに長い距離で連勝をしていたということになるのが、この馬の底知れないところ。

無敗のまま迎えた3冠目菊花賞、菊花賞史上でも異例のハイペースに巻き込まれたこともあり、ライバルであり屈指のステイヤーであるライスシャワーに惜しくも敗れ2着。結果、故障でこのレースを最後に引退してしまいましたが、自分のベストな条件であれば、どれほどのパフォーマンスを見せてくれていたのか…。

競馬ファンの間で、今でもなお最強馬候補として名の上がる一頭です。

 

7. 世界に最も近づいた馬『エルコンドルパサー』

  • 父:Kingmambo/母:サドラーズギャルズ(母の父:Sadler’s Wells)
  • 生涯戦績:11戦8勝
  • 主な勝ち鞍:1998NHKマイルカップ、1998ジャパンカップ、1999サンクルー大賞
  • 獲得賞金:4億5300万800円

 

日本競馬史上、初めて凱旋門賞制覇に近づいた名馬、それがエルコンドルパサーです。

デビューから3戦はダートを走り、いずれも圧勝。

芝に転向初戦も勝利し、続くG1・NHKマイルカップも快勝、無敗でG1馬の仲間入りを果たします。

サイレンススズカ、グラスワンダーが出走し、伝説のレースとなった1998年毎日王冠では2着に敗れるものの、続くジャパンカップは一気の距離延長もものともせず完勝。

一躍トップホースの仲間入りを果たすと、その翌年は凱旋門賞をターゲットに、長期の遠征に出ます。

全欧年度代表馬ドリームウェル、前年凱旋門賞馬サガミックスなど、最高レベルの相手が揃ったサンクルー大賞を圧勝。

迎えた凱旋門賞では、雨で馬場が悪化するなか逃げ、勝利まで残り100メートルほどで、モンジューに交わされ惜しくも2着に敗れるものの、そのモンジュー陣営からは、「雨が降っていなかったら負けていた」と言わしめたほどのパフォーマンスでした。

凱旋門賞が引退レースとなってしまいますが、結局日本国内のレースで先着を許したのはサイレンススズカのみ。

インターナショナル・クラシフィケーション(現在のワールド・ベスト・レースホース・ランキング)のレートで134を獲得、これは現在でも日本調教馬として史上最高の数値となっており、まぎれもない最強馬候補の一頭なのです。

 

8. 非業の死を遂げた異次元の逃亡者『サイレンススズカ』

  • 父:サンデーサイレンス/母:ワキア(母の父:Miswaki)
  • 生涯戦績:16戦9勝
  • 主な勝ち鞍:1998宝塚記念
  • 獲得賞金:4億5598万4000円

 

中距離戦でありながら、短距離のようなハイペースで逃げて、直線に入っても失速することなく後続を突き放す、異次元のレースを見せた馬、それがサイレンススズカです。

1997年、新馬戦を圧勝した時点で、「今年のダービー馬は確定」と関係者に言わしめるほどの馬だったものの、結局この年は大きな結果を残すことなく終わります。

ところが、1998年に一気に覚醒、圧倒的な逃げで連勝し、そのいずれも衝撃的な勝ち方で一躍スターホースの仲間入りを果たします。

圧巻は1998年の金鯱賞。後に香港国際カップを制覇するミッドナイトベットに1秒8もの大差をつけ、レコード勝ちという衝撃のパフォーマンスを見せます。この後の宝塚記念を制覇し、ようやくG1馬の仲間入りを果たしたサイレンススズカは、天皇賞(秋)を最大の目標とし、前哨戦の毎日王冠に挑むことに。

後の凱旋門賞2着馬エルコンドルパサー、後にG1を3勝するグラスワンダーが出走し、史上最強メンバーが揃ったと言われるこのレースを圧勝してみせます。

圧倒的な1番人気に支持され迎えた天皇賞(秋)、これまで以上のハイペースで圧倒的な逃げを見せ、後続を突き放し迎えた直線で悲劇が起こります。

故障を発生し、競争中止したサイレンススズカは、そのまま安楽死処分が取られるという悲劇的な最期を迎えることとなるのです。

1998年に見せた圧倒的なパフォーマンスと、完封したエルコンドルパサーやグラスワンダーが後に大活躍したことから、死後さらにサイレンススズカの評価は上昇することとなります。

今なお、サイレンススズカ以上の衝撃はないと言う声もあるほどの存在です。

 

9. 芦毛の怪物『オグリキャップ』

  • 父:ダンシングキャップ/母:ホワイトナルビー(母の父:シルバーシャーク)
  • 生涯戦績:32戦22勝(そのうち、地方競馬 12戦10勝)
  • 主な勝ち鞍:1988有馬記念、1989マイルチャンピオンシップ、1990安田記念、1990有馬記念
  • 獲得賞金:9億1251万2000円

 

地方・笠松競馬から中央競馬に参戦、地方出身馬がエリート馬たちをなぎ倒すという、さながら週刊少年ジャンプばりのストーリーで、国民的アイドルホースとして人気を獲得したオグリキャップ。

1988年に中央競馬に移籍し本格参戦すると、6戦6勝の快進撃を見せ、天皇賞(秋)でタマモクロスに敗れ、ジャパンカップでも3着となるものの、有馬記念でタマモクロスにリベンジを果たすなど、ジャンプの主人公ばりの活躍を見せます。

翌年は、マイルチャンピオンシップ→ジャパンカップへの連闘という前代未聞のローテーションに挑み、マイルチャンピオンシップ勝利、ジャパンカップでも外国馬ホーリックスとの死闘を演じ、伝説級のレースを戦い抜いたのです。

1990年の秋は凡走が続き、「オグリは終わった」と囁かれる中で、ラストレースとなった有馬記念を優勝、どこまでも主人公のような競走馬人生を歩みました。

 

10. 世紀末覇王『テイエムオペラオー』

  • 父:オペラハウス/母:ワンスウエド(母の父:Blushing Groom)
  • 生涯戦績:26戦14勝
  • 主な勝ち鞍:1999皐月賞、2000天皇賞(春)、2000宝塚記念、2000天皇賞(秋)、2000ジャパンカップ、2000有馬記念、2001天皇賞(春)
  • 獲得賞金:18億3518万9000円

 

2000年、年間無敗、重賞8連勝という圧倒的な成績から、”世紀末覇王”の異名を持ったテイエムオペラオー。

天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念という古馬中距離G1を1年間ですべて制覇した馬は、後にも先にもこの馬だけという大偉業です。

稼いだ賞金は18億にものぼるものの、競売時の評価は高くなく、金額はわずか1000万円というのも驚きですね。

主戦ジョッキーは、武豊や横山典弘といった歴戦の騎手ではなく、当時若干21歳であった和田竜二という点も、この馬の強さを際立たせているポイント。

どのレースでも厳しいマークにあいながら、怯まずにねじ伏せるレースを繰り広げています。

ケガをしないタフさ、どこからでも安定してレースができる脚質に気性を併せ持ち、まさに覇王にふさわしい能力を持った馬でした。

戦ってきた世代のレベルが低いなどの指摘もありますが、2000年にテイエムオペラオーが打ち立てた偉業は、今後も破られることがない金字塔であることは間違いありません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は10頭と限定したため、ナリタブライアンやトウカイテイオーなどの名馬をご紹介することができませんでしたが、日本の競馬界には名馬が多数いるということでご容赦いただければと思います。

日本の競馬のレベルは年々上がっていると言われ、海外のレースで活躍する馬もどんどん出てきています。

これからも、日本だけでなく海外でも活躍する馬が多数登場することでしょう。

ブックメーカーでは、日本の競馬はもちろん、海外の競馬のレースにもベットすることができますよ。

 

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