スポーツの試合にベットして観戦することは、勝敗を問わずに楽しいもの。それでも、ベットするからにはもちろん勝ちたいし、儲けたいですよね。
スポーツベットを始めたいと思っている多くの方は「本当にブックメーカーって儲かるの」と、疑問を持っています。
結論から言うと、賭けるスポーツや試合を吟味し、長期的な目線で戦略的にベットしていけば、ブックメーカーを利用して儲けることは決して難しいことではありません!
この記事では、「ブックメーカーで儲けるための具体的な4つのテクニック」や、「ブックメーカーで儲かる仕組み」などをわかりやすく説明しています。
普段親しんでいる日本の公営ギャンブルよりも、ブックメーカーでは儲けることができる可能性が高いということが分かっていただけると思います。
ブックメーカーで儲けるための具体的な方法
それでは、ブクメで儲けるための具体的なコツやテクニックを4つご紹介します。
いずれも超重要な基礎要素なので、ブックメーカーで実際にベットする時には忘れないようにしておきましょう!
1. ベットするスポーツを吟味する
ブックメーカーでは数多くのスポーツの取扱いがありますが、闇雲に様々なスポーツに手を出していてもなかなか儲けることは出来ません。
儲けるためには、「勝ちやすいスポーツ」を選んでいくことが重要です。
具体的には、チームの実力差やコンディションが結果に直結しやすい「サッカー」や「バスケットボール」、先発ピッチャーの比較で予想が組みやすい「野球」、上位ランキングと下位ランキングのマッチアップが狙い目の「テニス」等の種目に注目し、実力差がはっきりとわかる試合を選んでいくと的中の可能性は高くなります。
逆に、テニス以外の個人種目は、個人のコンディションの優劣が結果に直結することが多く、予想通りにいかない波乱の展開もあるので、大きな金額をベットするのは危険かもしれません。
2. マルチベット機能を利用する
多くのブックメーカーでは、複数のオッズを組み合わせてベットすることができる「マルチベット」と言われる機能が搭載されています。(アキュムレーターベットと言うブクメもあります)
このマルチベット機能を駆使すれば、オッズを簡単に跳ね上げることができるのです。
例えば、オッズが、サッカー・バイエルン・ミュンヘン-勝利1.3倍、バスケットボール・フェニックス・サンズ-勝利1.4倍、テニス・ラファエル・ナダル-勝利1.6倍、野球・ニューヨークヤンキース-勝利2.0倍の異なるスポーツ競技でそれぞれにベットしたいと考えているとします。
それぞれ勝利の確率が高いためオッズは低めで、大きな勝利金を獲得するためにはそれなりの金額でベットする必要がありますね。
そこで、このマルチベットを利用し、それぞれのオッズを組み合わせてベットすると、それぞれの倍率を掛け合わせたオッズ「1.3倍×1.4倍×1.6倍×2.0倍=5.824倍」でベットすることが可能になるわけです。
もちろん、全てのチームや選手が勝利しなければ的中とはなりませんが、勝利の確率が高いチームや選手なので、予想的中に近いと思いませんか?
マルチベットは、スポーツのジャンルや掛け合わせるオッズの制限はないため、自由自在にオッズを組み合わせてベットすることができます。
マルチベットに対するボーナスを設定しているブクメもあるので、活用すればより高い勝利金を目指すことができるはず!
3. キャッシュアウト機能を利用する
「キャッシュアウト」は、試合の途中であってもその場で賭けを確定することができる、という機能で、多くのブックメーカーで搭載されてます。
「キャッシュアウト機能」はプレーヤーにとって、自分の裁量で賭けをコントロールすることができる超重要機能です!
例えば、ニューヨーク・ヤンキースの勝利2.0倍に$20をベットしていたとしましょう。
試合はヤンキースリード3-0で順調に進み、このままゲームセットまで行けば$40をゲットできる展開です。しかし、8回に2点を奪われ、このままだと逆転負けを喰らう可能性が出てきました。
ここで、キャッシュアウトの出番!キャッシュアウトで賭けを確定させれば、1.7倍のオッズで賭けが確定できるとの表示が出ました。最初のオッズよりは低くなりますが、逆転負けを喫してしまうと賭け金も勝利金もすべてが台無しに。
ここでキャッシュアウトを使えば、$34を手にし、後は安心して試合の展開を見守ることが出来ます。
長期的な目線で考えると、1日にいくら儲けたかより、最終的に儲けているほうがよっぽど大事なんです。スポーツは水物なので、雲行きが怪しくなってきたら、たとえオッズが悪くなったとしても「勇気のある撤退」をすることも必要です。
このキャッシュアウトは、賭けているチームが不利な場合にも、損切りとして活用することも出来ます。
キャッシュアウトを使いこなせれば、ブクメで儲ける可能性もグーンと上がることでしょう!
4. 深追いをしない
負けがこんできたり、予想通りに行かないことが続くと、どうしても冷静さを欠いてしまいます。
このような時に深追いをしてしまうと、予算以上の金額を使用してしまったり、賭ける予定がないものにベットして負けてしまったり、確実に良い結果は訪れません。
もしその日の調子が上がらなくても、長いスパンで見ていくと冷静になれます。調子が悪い時や、判断力を欠いているときには決して深追いをしないこと。
長期的な目線で見ることが、最終的に儲けることができるか否かの大きなカギを握ります。
ブックメーカーのオッズ方式が儲かる仕組みのカギ!
日本の競馬や競輪などの公営ギャンブルは、プレーヤーのベット状況によってオッズ変動する「パリミュチュエル方式」という仕組みによりオッズが設定されています。
多くのベットを集めた人気馬は配当が低くなり、逆にあまりベットされていない人気薄の馬は配当が高くなる仕組みです。
他のプレーヤーの動向がオッズに反映されるため、胴元とのやり取りというより「プレーヤーvsプレーヤー」の構図となるわけです。
パリミュチュエル方式では、胴元は人気馬が勝とうが人気薄が勝とうが、関係なく一定の取り分だけ儲かるようになっています(この胴元の取り分のことを「テラ銭」と呼びます。中央競馬を主催するJRAだと、馬券の種類により20~30%が発生)。
一方、ブックメーカーでは、ブックメーカー側が独自にオッズを設定する「相対取引」という仕組みが採用されています。
オッズは、プレーヤーのベット状況には左右されないため、「胴元vsプレーヤー」の構図となるわけです。
例えば、大本命馬に人気が集中してもオッズが変動しないため、大本命が負ければブクメが儲け、大本命が勝てばブクメが損する、ということも有り得ます。
2021年、アメリカ・メジャーリーグで、大谷翔平選手がMVPを獲得し大きな話題となりました。
アメリカのネバダ州在住のブクメプレーヤーが、シーズン開始の3月の時点で大谷選手のMVP獲得に3万ドルをベットしていたそうです。
ベット時点での大谷選手MVP獲得へのオッズは30倍だったので、このプレーヤーは3万ドル×30倍の、90万ドル(約1億円)という、とんでもない勝利金を手にしたことになります。
全体の賭け金も大きくなかったため、ブクメ側は100万ドル以上の損失となったそうです。
日本の公営競技が採用している「パリミュチュエル方式」では、胴元が必ず勝つようになっているため、プレーヤー同士が配当を取り合う形となり、必然的に勝つプレーヤーは一握りに限られます。
しかし、ブクメが採用している「相対取引」では、先の大谷選手の例のように、ブクメが大損し、プレーヤー側が大勝利、ということも十分に有り得るわけです。
また、数多あるブクメそれぞれが独自のオッズを設定しているということから、プレーヤーは「より良いオッズを設定しているブクメを見つけ出し、そのブクメでベットを行う」ということもできます。
日本の公営競技では胴元の土俵で戦わなければならないですが、ブクメではプレーヤーが自分で選択し、自分の土俵で戦うことが可能。
すなわち、ブクメにおいては、プレーヤーが勝利し、儲けることができる可能性は十分にあると言えるのです。