ブラックジャックのカウンティング方法
『カウンティング』は主にブラックジャックなどのカジノゲームで有効とされる攻略法の一つです。
カジノゲームには本当に勝てる必勝法・攻略法は存在しない、とよく言われますが、その中でカウンティングは数少ない勝率を押し上げるために多くのカジノプレイヤーが活用しています。
この記事では、「カウンティングとは」、「カウンティングが有効なゲームと場面」、「カウンティングのやり方」、「カウンティングのシュル」などを詳しく解説しています。
カウンティングとは
『カウンティング』とはカウントすること、つまり数えるという意味になります。
ブラックジャックは通常シューの中に納められた1組52枚の6デッキでカードでゲームが進行されます。また、オンラインカジノでは一般的には8デッキが使用され、6デッキもしくは7デッキ使用したタイミングで新たな8デッキに交換されます。
そして、一度使われたカードは、ゲームの中では二度と使用されません。
そのため、シューから繰り出されたカードをしっかりとカウントすることが、次に配られるカードの予測につながります。
このカードのカウントを戦略的に活用する方法がカウンティングです。そのため『カードカウンティング』とも呼ばれる必勝法となります。
カウンティングが使える場面
ランドカジノ→禁止されている
2008年に公開された「ラスベガスをぶっつぶせ」という映画はカウンティングを活用して大学生がラスベガスのカジノを攻略するというストーリーでした。
しかし、現在では多くのランドカジノではカウンティングは禁止されています。明確に違法行為と定められている訳ではありませんが、公平性を欠く禁止行為とみなされているので、ランドカジノでシューから出てくるデッキをメモるなどの行為が目につくと警告されてしまいます。
オンラインカジノのソフトゲーム→有効ではない
オンラインカジノでも、ソフトブラックジャック(ビデオゲーム)はデッキそのものがシステムで制御されており、ゲーム毎にランダムなカードが配られるため独立型ゲームの位置づけとなります。
そのためカードカウンティングは効果がありません。
オンラインカジノのライブカジノ→最も有効!
現在、カウンティングが最も有効に活用できるのはオンラインカジノのライブカジノです。
ライブカジノでは、ベットをせずにゲームの流れをPCの前でしっかりとカウントしながら観察することが可能です。しかも、プレイヤー側の行為はライブカジノのディーラーに見られることはありません。
オンラインカジノのブラックジャックでは、
カウンティングは、オンラインカジノのライブブラックジャックで最も有効に機能する攻略法なのです。
カウンティング基本の考え方
カウンティングは前回までに出現したカードから次回のカードを予測する攻略法です。
そして、カウンティングは、ディーラーに課せられたブラックジャック特有である以下の2つのルールによって成立します。
- 手札が17以上になるまではヒットする
- 17以上の合計数となった場合はステイ
カウンティングによって予測したカードをこのルールに沿って勝率アップにつなげることが可能になります。
以下、カウンティングの基本的なやり方と最も基本的なハイローシステムを説明していきます。
カウンティングのやり方
カウンティングの進め方は、実はシンプルに3ステップです。
1.これまでに出たカードの数字を記憶する
2.記憶した数字から、シューの中に残されたカードを想定する
3.予測したカードの状況から、より出やすいカードを予測する
10からAまでの大きい数字が多く残っている場合
プレイヤーがブラックジャックで勝つ、あるいは、ディーラーがバーストして負ける確率が大きくなります。
2から6までの小さい数字が多く残っている場合
ディーラーのバーストする確率は低くなり、プレイヤーのブラックジャックも成立しずらくなっていると判断できます。
カウンティングの基本「ハイローシステム」
実際にプレイしている最中には、たとえオンラインカジノといえども、細かくカードを記録しながら予測していくのは実際にはかなり難しいと言えるでしょう。
そこで登場するのが「ハイローシステム」です。
ブラックジャックの場合には、プレイヤーのハンドを21に近づける、あるいはブラックジャックを成立させることで勝利となりますが、同様に、ディーラーがバーストしても勝利となります。
カウンティングのハイローシステムは、プレイヤーが勝利する確率よりもディーラーが負ける確率を予測する攻略法であると考えてください。
ハイローシステムでは、すべてのカードを細かく記憶せずに、カードの数字の大きさによって、プラス1、0、マイナス1の3つのカウント値に置き換えて把握します。
- 2・3・4・5・6 → +1
- 7・8・9 → 0
- 10・J・Q・K・A → -1
上記のカウント値の合計で次回のカードの予測を行います。
ハイローシステムの予測パターン
ハイローシステムの予測パターンは以下のとおりです。
カウント値がプラス(+)
合計したカウント値がプラスの場合は、小さい数字が多く出現していると考えられます。
そのため、次のカードは大きい数字の出ると予測され、ディーラーがバーストする確率も上がります。積極的に勝負に出られる場面と言えるでしょう。
カウント値がマイナス(-)
合計カウント値がマイナスの場合は、シューの中に小さい数字のカードが多く残っています。
ディーラーのバーストする確率は低くなり、プレイヤーのブラックジャックも成立しづらくなっています。勝負を慎重に検討する場面です。
カウンティングの種類
カウンティングには他にもいくつかのやり方ありますので簡潔にご説明します。
初心者向け『カジュアルカウンティング』
カジュアルカウンティングは、カウンティングのやり方の中でも最も初級編です。
実際に細かくカードをカウントするのではなく、ゲームの流れの中で大きい数字が多い、あるいは、小さい数字が多いといった傾向を感覚的に把握し判断します。
かなりアバウトな感じもしますが、このカジュアルカウンティングを続けることにより、いつの間にかゲーム感覚がつかめるようになる事でしょう。
中級者向け『レッドセブン』
レッドセブンではハイローシステムのカウントに加えて、赤の7が出た場合はプラス1を加えて計算します。
また黒の7はゼロとしてカウントし、合計カウント値が0に近いほどプレイヤーに有利な展開になっていると判断します。
上級者向け『ハイオプトツー』
ハイオプトツーはカウント値を、プラス2・プラス1・0・マイナス1・マイナス2の4つのパターンに分けて計算します。
ハイローシステムの精度をより高めた上級者向けのカウンティング方法です。
カウンティングとベーシックストラテジー
ブラックジャックのもう一つの攻略法として、ベーシックストラテジーがあります。
ベーシックストラテジーとは、ディーラーとプレイヤーのカードの組み合わせからパターンを導き出し、次の一手を検討する手法です。その組み合わせパターンを一覧化した表はストラテジーチャートと呼ばれます。
二つの攻略法を比較すると、
-
カードカウンティング→勝つ確率を上げるための攻略法
-
ベーシックストラテジー→負ける確率を低くするための攻略法
と位置づけることができます。
カウンティングでゲームの流れをつかみ、ベーシックストラテジーで次の一手を検討することで、より勝ちやすさがアップするとも考えられます。
カウンティングを行う際の注意点
カウンティングはブラックジャックの攻略法として、多くのプレイヤーが時間をかけて研究し高められてきた攻略法です。そして、現在ではライブカジノのブラックジャック攻略法として最も有効な手段と言われています。
ただし、ライブカジノでもカウンティングが有効なのは、シューの中のデッキが継続して使用されている場合です。
ライブカジノではデッキは6デッキあるいは8デッキ使用される場合が一般的ですが、半分あるいは1/3程度カードを使用して新たなデッキに更新される場合もあります。デッキの入れ替えには常に注意を払う必要があります。
また、カウンティングはあくまでも勝てる確率をより高められる手法であり、カウンティングの精度を上げたとしても必ず勝てるわけではありません。
ブラックジャックもカジノゲームです。最後に勝負を左右するのはプレイヤーの直感であることは間違いありません。
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