SBTech(エスビーテック)は世界中で開催されるスポーツを対象にした賭けであるスポーツベッティングのプラットフォームをブックメーカーに提供している企業です。
もう少し詳しく説明すると、スポーツベットのマーケットやオッズやベッティングのシステム開発、ライブストリーミングの設計、さらに顧客管理、チャット機能、決済などのマネージングシステムを専門に開発し、ブックメーカーやオンラインカジノに提供しているソフトウェア会社ということです。
SBtech社は2007年にブルガリアで設立され、2020年4月にはナスダック上場企業の「DraftKings(ドラフトキングス)社」の傘下に入り、アメリカでの市場も広げています。
SBtechを運営するのはどんな会社?
SBtechを運営するのは、ファンタジースポーツで有名な「DraftKings(ドラフトキングス)」という米国の企業。NFL(プロアメリカンフットボール)のオフィシャルパートナーも務めています。
ナスダック証券取引所にも上場しており、米国で多くの州がスポーツベットを合法化の流れが進んでいる近年には多くの投資家からも注目されている企業です。
世界における市場規模はかなり広く、イギリスやデンマークなどヨーロッパ圏のほかにアメリカの6つの州、南アフリカやマルタなど24の国・州にわたります。世界における拠点数は13、従業員数は2300にも及ぶ規模です。
SBtechの安全性は?
SBtechは取得が難しいとされるマルタ共和国のゲーミングライセンスを取得して運営されています。ライセンス番号はMGA/B2B/332/2016ですが、これは企業間取引における適正なサービス提供が認可および規制されていることを証明してます。
また、iTechLabsと呼ばれる第三者機関にてソフトウェアの公平性や品質に関する審査で認可されています。つまり、SBtechがブックメーカーやオンラインカジノに提供しているシステムは、第三者機関によっても信頼性が保証されているというわけですね。
このような信頼性を背景に、現在までに「ERG AWARDSで SPORTS BETTING SUPPLIER賞」や「SPORTS BETTING SOFTWARE賞」などをはじめ、2021年までにプラットフォーム開発における名誉ある25もの賞を獲得しています。
このことから、公平性や安全面においても適切な対処が行われており極めて信頼性の高いプラットフォームを提供している企業と言えます。
SBtechの特徴
SBtechが提供するスポーツベットシステムの特徴をご紹介していきましょう。
パルスベッティングシステムを提供
SBtechはスポーツベッティングにおいて、ペイアウト機能を強化させる「パルスベッティングシステム」を提供しています。
これは試合の進行とともにペイアウト率(配当)が上昇する賭けにベットできる仕組みです。たとえば試合終了までの30秒以内に得点できるか否かの賭けがあり、10秒ごとにその配当が増えるというようなものです。
ベットしてから時間の経過とともに配当が上昇し、その様子がまるで心臓が鼓動を打つような演出なので、パルスシステムと名付けられています。
リアルタイムでイベントが発生!アクションベッティング機能
SBtechが提供する面白いベッティングシステムに、「アクションベッティング」というものがあります。
これは試合の最中にコーナーキックやイエローカードといった特定のアクションが起きた時、すぐにユーザーに次のアクションのベットを提案するというものです。SBtechの機械学習アルゴリズムを利用することで、試合の展開に応じてすばやくイベントに対するオッズを提示できるんですね。
リアルタイムで試合を視聴できるライブストリーミング
HDで高精度の画質で視聴できる「ライブストリーミング機能」ではユーザーにリアルタイムの世界中の試合動画を提供しています。日本では視聴できない海外の試合も、この機能があるブックメーカーを利用すれば観戦できるということです。
提供するゲームは3000以上!
SBtech社がプラットフォームを提供している企業は50以上あり、10BETJAPANやNetBet、チェリーカジノといった日本でも馴染みのあるブックメーカー兼オンラインカジノが含まれています。
また、NetEntやMicrogamingといった主要なゲーミングプロバイダーをはじめ50以上の企業と提携しており、テーブルカジノ、ライブカジノ、そしてバーチャルスポーツゲームは3000種以上に及びます。
つまり、それだけ多くの企業に信頼され高品質なサービスを提供しているということですね。
まとめ
SBtechは第三者機関によって保証された高品質なベッティングシステムを多くのスポーツベットやオンラインカジノに提供しています。また独自のベッティングシステムも開発するなど、ユーザーが楽しめるような取り組みをしています。