
ブックメーカーの還元率は何%かご存知でしょうか?還元率の仕組みを理解することは勝利金額を増加させていく上で欠かすことはできません。
日本では競馬や競艇といった公共ギャンブルや年末ジャンボといった宝くじなども人気ですが、近年では海外で運営されているスポーツべットのユーザーが増加傾向にあります。
多くの人がブックメーカを通してスポーツベットを楽しんでいる理由のひとつに「還元率の高さ」が挙げられます。
娯楽としてブックメーカーを利用している人も多いですが、ブックメーカーを投資として利用する人も増えてきていますので、還元率について基本的な内容を理解していきましょう!これらの数値の理解を深めることで、オッズの見方、利益を出すために必要な投資判断などがまた変わっていきますので、ぜひ参考にしてください。
「ブックメーカーの還元率とは?」「還元率の計算方法」「知っておきたい還元率の仕組み」について解説しています。
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ブックメーカーの還元率(ペイアウト率)とは?
還元率とは、賭けた金額に対してどれだけの割合がプレイヤーに払い戻されているかを表しています。つまり還元率が高いほど勝ちやすいと言うことになります。
ブクメの還元率の高さは他のギャンブルと比べて高く、平均で94〜97%と言われています。さらに経験を積んでいくことで100%以上になることも可能です。
それに比べ、日本競馬や競輪、競艇の還元率は、一般的に75〜80%です。約20%の以上の差もあるのは大きな違いです。
日本の公共ギャンブルの還元率は以下です。
- パチンコ 80%
- 競馬・競輪・競艇 75~80%
- 宝くじ 45%以下
ブクメは還元率が圧倒的に高く、1つの競技に投じた金額に対して高いリターンが見込めるため、プレイヤーが有利です。その反面、運営側が差し引く割合(控除率)が高い競馬や競輪などは運営側が有利となります。
また、配当を決定する方式にも大きな違いがあります。この方式の違いも結果的に還元率に大きく関係しています。
日本の公営ギャンブルは「パリミチュエル方式」と呼ばれる方法で配当が決定されています。パリミチュエル方式では締め切り後にならないと配当が確定しません。つまり、運営者側は配当が決定した後に取り分である利益を確保して、残りを的中したプレイヤーに分けます。この方式では運営側は損することは絶対にありません。
しかし、ブックメーカーでは「ブックメーカー方式」と呼ばれる方法で決定されています。ブックメーカー方式では、配当はプレイヤーが購入する時点ですでにに決定しており、公表されています。そのためプレイヤーは配当をみて購入するかどうかを決めることが出来ます。
つまり、プレイヤーは自分に有利な配当だと判断した場合に勝負が可能です。また、運営側も提示した配当で支払いを行うため、ブックメーカー方式ではプレイヤーと運営側が対等な立場であると言えるでしょう。
ブックメーカーの還元率 | 計算方法
還元率を算出する場合の計算式は、以下の通りです。
還元率=1÷(各オッズの逆数の和)×100
勝敗オッズの還元率を算出する場合
還元率= 1÷{(1÷ホーム勝利)+(1÷引き分け)+(1÷アウェイ勝利)}×100
知っておきたいブックメーカーの還元率の仕組み
ブックメーカーで獲得賞金を積み上げていくには、還元率の仕組みを知ることは欠かせません。
この数値は各ブックメーカーやオッズ、マーケットやタイミングで異なるため、実際に賭ける状況によっては、低いケースもあれば平均値より高いケースもあります。実際にどのように数値が異なるかをシチュエーションに合わせた事例を以下で説明していきます。
これらの数値がどのように変化するかを知ることで、賭けるタイミングや賭けるか否かを判断する材料にもなりますので、理解を深めていきましょう。
還元率はブックメーカーごとで異なる
一般的にブックメーカーの還元率は95%程度と認知されています。この数値が高低はオッズの大きさにもかかわているため、プレイヤー有利なオッズを提供し、それを売りにしているブクメも存在します。
経験を積み重ねれば、還元率100%を超えることも可能なんです。
還元率が高いブクメではプロモーションやボーナスを提供していません。その代わりに、広告宣伝費やプレイヤーへの還元をオファーという形ではなく、高いオッズを提供することを企業方針として打ち出し、還元率は97%を誇ります。
つまり、同様の賭け方をするのであれば、各社が発表している還元率を確認した上で利用を検討すると良いでしょう。そうすることで他社と比べて高いリターンを期待できると言えるでしょう。
マーケットによって異なる
還元率はブックメーカーが提供するオッズマーケットで異なります。以下の例1.2の計算を見て理解に役立ててください。
例1)サッカー「ホーム、チェルシー対アウェイ、クリスタルパレス戦」の勝敗オッズの還元率
- ホーム勝利1.40
- 引き分け4.75
- アウェイ勝利7.50
この場合の還元率=1÷{(1÷1.40)+(1÷4.75)+(1÷7.500)}×100=約94.5
例2)サッカー「ホーム、リーズ対アウェイ、マンチェスターシティ戦」の勝敗オッズの還元率
- ホーム勝利7.50
- 引き分け5.25
- アウェイ勝利1.36
この場合の還元率=1÷{(1÷7.50)+(1÷5.25)+(1÷1.36)}×100=約94.4
尚、これらの数値はスポーツごとでも数値が若干差はあります。
同オッズでもタイミングによって異なる
大前提として、オッズは賭ける人数や賭け額の増加により数値が変動するため、賭けるタイミングで還元率は変動します。ただ、基本的にどのブックメーカーも還元率の平均率を保つことに努めているため、そこまで大差があるとは言えないでしょう。
ただし、その差が顕著に現れるのはビックマッチや、国際的な大会などの決勝トーナメント、特に決勝戦などはオッズが発表された日から大会当日にかけて還元率が1〜2%上昇する傾向があります。
特にサッカーは世界中で人気のため、強豪クラブ同士の試合ではプレイヤー有利のオッズが設定されるので、高い還元率を期待できるチャンスがあります。その他にも各種ブックメーカーが力を入れている競技、旬なスポーツイベントやプロモーションを積極的に行っているスポーツは数値が高い可能性あります。
同競技でも各種ブクメでイベントを開催した入りしているので、一つのサイトを利用するのではなく、複数のスポーツベッティングサイトを使い分けることは、スポーツベッティングを有利に進めていく上で必要な戦略でしょう。