
ブックメーカーが発表するオッズはどのように決められているのか?またオッズは各サイトで異なるのかと気になる方も多いはず。
各種スポーツベッティングサイトが提供するオッズはサイトで若干ですが異なります。それは各サイトが抱えている実績やデータ、ユーザー数などあらゆる要因が重なるからです。
そこで今回はスポーツベットを始める上で、「知っておきたいオッズの仕組み」「払い戻し金額」、デシマル、フラクショナル、アメリカンといった表記形式を紹介していきます。
オッズの見方や意味を知り、賭けた時に大きな損をしないようにこちらで知識を深めていきましょう。これからブクメを始めたいと考えている方は、ぜひ参考の一つにしてください。
スポーツベットにおすすめのブックメーカー
ブックメーカー「オッズの仕組み」
ブックメーカーを始める前に「オッズの仕組み」や賭けた金額に対しての払い戻し金額などについて理解しておくことはとても大切です。では実際にオッズはどのように決まっているのでしょうか。
各種スポーツベッティングサイトで提供されているオッズは若干数字は異なりますが、基本的にブクメでは自分が賭けた時点での数値が採用されます。もちろん選択肢の一つに最終確定したものを適用させることも可能。そして、スポーツベットをする上では払い戻し金額の理解は欠かせません。
オッズの見方が変われば勝率も変わってきます。こちらでは事例を交えながら基本的なことを説明していきます。まずは「オッズとは何か」から知っていきましょう。
オッズとは何?
「オッズ」とは賭けた金額に対して配当される数値です。よくニュースや競馬予想で耳にするように、一番人気のオッズは「1.90倍」と表されます。
この数字が低いと勝率が高いと一般的に考えられがちですが、確率論を提示しているわけではありません。
この数値は各種スポーツベットサイトが過去の実績や統計データをもとに算出していることもあり、微々たる差ですが各スポーツベッティングサイトで数値が異なります。
またオッズは発表後から締め切りまでの間、随時変動するため、賭けるタイミングや規程などにより、最終的に確定する数値が変わりますので注意してください。
オッズの決まり方
では、どのようにオッズの数値が決まるのでしょうか。オッズは買い目に対する占有率の逆数を算出したものです。つまり購入者が多くなればなるほど分配する数は増えるため、その数値は引くなり、勝つ見込みがあると多勢から支持されていることを表しています。
オッズの計算式を競馬を事例に簡単にまとめると、
例えば、単勝の総数が3000の場合、A馬への票数が1500であった場合、占有率は0.5です。
1:3000(A馬)/1500=0.5(占有率)
2:1/0.5(占有率)=2.00倍のオッズ
ただし、払い戻しの際には控除率などが含まれていないので、実際には多少低くなる可能性があります。
オッズはブックメーカーによって違う?
オッズは同じ試合でも各種ブックメーカーのよって数値も異なります。
オッズの払い戻しについて
見事予想したスポーツベットが的中した場合には、賭けた時点でのオッズが適応されるFixed Odds(フィックスド・オッズ)式を採用しています。
ただ予想サイトによっては、日本競馬JRAが採用しているSP(スターディングプライス)を選択することもでき、最終的に確定したオッズを適用させることも可能。
一般的には「賭けた段階の数値をもとに払戻金が成立する」という点を覚えておきましょう。
ブックメーカーのオッズ形式と表記
ブックメーカーが提示するオッズの形式には、デシマル(少数表記)、アメリカン(プラスマイナス表記)、フラクショナル(分数表記)が一般的に使用されています。その他にもスポーツベットサイトによってはインドネシア、香港、マレーシア式を採用しているケースもあります。
これらの表記形式は、運営元の国がヨーロッパ、アメリカ、アジア圏で異なる傾向があり、各スポーツベッティングサイトで選択できるものは限られています。
覚えておいて損はない表記形式を理解した上で、対象となるスポーツイベントへの投資を行う準備していきます。誤って理解していると、勝敗予想で「勝利に賭けた」と思い込んで、真逆の結果になりかねますので、各種表記を理解していきましょう。
デシマルオッズ
デシマルオッズ形式は「1.50」といったように小数点で表示されます。人気ブックメーカーサイトPinacle(ピナクル)、William Hill(ウィリアムヒル)をはじめ、多くのサイトで使用されています。
この形式は日本競馬や競輪で使用されているため、多くの日本人プレイヤーに馴染みのある数値。サイト内で直感的に何に投資するかを判断しやすく、わかりやすいのでオススメの表示形式です。
アメリカンオッズ
アメリカンオッズ形式は「−100」「+500」といったプラスマイナスで各種オッズを表します。この表記はアメリカ市場で伝統的に使用され、最高峰のバスケットボールリーグやメジャーリーグの優勝予想オッズを紹介する際に、ネットニュースなど目にする機会があります。
この表記はマイナスが本命で、プラスが優位性の低いということは絶対に覚えておいてください。
フラクショナルオッズ
フラクショナルオッズ形式は、「3/4」「5/1」といったように分数表示されるものです。
主にイギリスやアイルランド競馬で古くから使用されて、トラディショナル、UKオッズと呼ばれることもあります。現在では世界中に普及し、多くの予想で利用されています。
そのほか
上記の3種類以外にもインドネシア、香港、マレーシア式があります。これらもデジマルなどと同様に各地域で伝統的に使用されてきました。アジア圏を拠点にするスポーツベットサイトで見かけることがあります。日本ではスポーツベットアイオーで使用されています。
インドネシアの例:±1.00
アメリカン式が100単位に対しては、インドネシア式は+1.00と1単位で表示されます。
香港の例:0.50
デシマル式が1.50と払戻分を含んだ数値だとしたら、香港式は0.50とそれを含まない数値で表示されます。
マレーシアの例:0.50,-0.67
マイナス記号「-0.90」と無印の「0.85」で表示され、無印が有力であることを示しています。
ベットのタイミングとオッズの違い
ブックメーカー内のオッズにベットするタイミングは大きく分けて2つあります。一つは試合開始前に発表されたオッズに賭ける「プレマッチオッズ」。もう一つはスポーツの試合中に賭けることができる「インプレーオッズ」があります。
またオッズは随時変動するだけでなく、勝敗、優勝予想だけでなく、ファーストスコア、スコア予想など100通りを超える多種多様なオッズが並んでいます。
それに加えオッズの数値を引き上げるパワーベットというオプションなどもありますので、状況に応じて勝てるスポーツベットを見極めてブクメ内で投資をすることができます。
開始前(プレマッチオッズ)
試合開始前に発表される勝敗予想、前半・後半、最終的なスコアなどゲームが始まる前に提示されるものをプレマッチオッズ、もしくは試合前オッズと言われております。
例えば、土日のどちらかでJリーグ「鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ」の試合が開催される場合は、その週の月〜火曜日に勝利・引き分け・敗戦などを予想できるオッズが発表されます。
一般的にオッズは開催1週間前〜数日前に提供され、開催日が近くなればなるほどオッズの種類が増加します。これらは各ブクメおよび対象となる競技で異なるため、事前に過去の戦績やデータなどを収集し、スポーツベットを始めて見ると良いかもしれません。
試合中(インプレーオッズ)
試合中にベッティングできるオッズのことをインプレーオッズもしくはライブベッティングと呼びます。このスポーツブックでは、サイト内でライブストリーミング映像を見ながら選択できるゲームもあれば、リアルタイムに提供されるデータをもとに賭けることが可能。
例えば、随時試合展開を読みながら「最終的なスコア」「次のゴールを取るチームはどこなのか」などライブ中継とデータを確認しながら、投資判断をすることができます。
各ブクメに「In-Play」「Live」という表記をクリックすれば、生配信を視聴しながらベッティングをお楽しみいただけるでしょう。
まとめ
ブックメーカーのオッズの意味や見方などをご理解いただけましたでしょうか。
この徹底解説を通じて、スポーツベッティングを始める上で基礎知識や表記形式を知ることができましたね。
それに加えて、ベットのタイミングや代表的なオッズであるプレマッチオッズとインプレーオッズがあることを知ることができたと思います。
改めて重要なポイントをまとめると
- ブックメーカーでは賭けた時点での倍率が適用され、払い戻される
- オッズは確率ではなく、優位性や支持率を表している
- デシマル、アメリカン、フラクショナルなどの表記形式がある
- 表示形式は自分の好みで設定することができる
- プレマッチオッズとインプレーオッズなど複数の種類がある