オンラインカジノの攻略法として効果が高いことで有名な『モンテカルロ法』。
モンテカルロ法は、ルーレットやバカラなどのカジノゲームで使用することができ、損失を回収しながら、利益が出せるリスクが低い攻略法です。
この記事では、「モンテカルロ法とは」「モンテカルロ法の使い方と特徴」と、具体的な実践方法をわかりやすく説明していきます。
モンテカルロ法とは
モナコ公国にあるカジノ「モンテカルロ」を破産させたことが名前の由来とされている『モンテカルロ法』。
モンテカルロ法はベッティングシステムのひとつで、一定のルールに従って賭け金を増減させ、損失をカバーしながら利益を得ることができます。
計算が必要なので少し面倒ではありますが、負けが続いた時に賭け金を急激に増加させたくない人に向いているカジノゲームの攻略法と言えるでしょう。
モンテカルロ法の使い方と特徴
では、モンテカルロ法とはどんな攻略法であるかを使い方を通して説明していきます。
2倍配当あるいは3倍配当のゲームで使用する
モンテカルロ法はカジノの2倍配当、3倍配当となる賭け方ができるゲームで使用します。
ルーレットであれば「赤黒」や「ハイロー」といった2倍配当か、「コラム」や「ダズン」の3倍配当の賭け方で使用することで効果がでます。
また、バカラでも利用可能です。「プレイヤー」の勝率が44.62%で配当が2倍、「バンカー」の勝率が45.86%で配当が1.95倍となっています。
モンテカルロ法を使うのであれば、「バンカー」の配当が低いので「プレイヤー」へのベットで行うことになります。モンテカルロ法は急速に賭け金が増加するわけではないので、勝敗にある程度の偏りが生じても運用可能です。
ルールに従って数字を追加、除去する
紙に数列を書き、ゲームに勝てば両端の数字を消し、負けたら賭け金の数字を右端に書き加えていきます。
詳しいやり方は、この後詳しく説明します。
数列の数字がすべて消えたら終了する
モンテカルロ法のやり方|正しい手順
モンテカルロ法は2倍配当と3倍配当のどちらのゲームで使用するかにより、やり方が変わります。
まずは2倍配当のゲームで利用する方法を手順を追って説明していきます。
〈2倍配当のゲームの場合〉
1.紙に「1 2 3」と数字を書く
この数字は賭け金の金額にもなるので、賭け金の単価を増やす場合にはこの数字を掛け合わせることになります。
たとえば3ドル単位でベットするならば、数列から算出した数字に3ドルを掛け合わせてベットします。
2.数列の両端を足した数字をベットする
ベットする金額を、数列の「両端の数字を足した数字」とします。
たとえば最初の数列は「1 2 3」なので、この両端を出した「1+3=4」が賭ける金額になります。
もし3ドル単位での賭け金とするならば、両端を足した数字の「4」に3ドルを掛け合わせて「12」ドルをベットします。
3.勝ったら両端の数字を消す
ゲームに勝った場合には、数列の両端の数字を1つずつ消します。
数列が「1 2 3」であれば、両端の「1」と「3」を消して「2」のみが残ります。
そして次のゲームでは再び両端の数字を足した金額をベットします。もし数列の数字が1つしか残っていなければ、その1つの数字の金額をベットしましょう。
数列がすべて消えれば、そこで終了です。
4.負けたら賭け金を右端に書き加える
ゲームに負けた場合には、賭け金を数列の右端に書き加えます。
数列が「1 2 3」であれば、「1 2 3 4」となります。
次は両端の数字を足した金額をベットするので、次の賭け金は「1+4=5」です。
このように数列の数字を消したり加えたりしながら、すべての数列が消えたところでモンテカルロ法は終了します。
〈3倍配当のゲームの場合〉
3倍配当のゲームでモンテカルロ法を使う場合には、やり方が少し変わります。
1.紙に「1 2 3」と数字を書く
この数字は賭け金の金額にもなるので、賭け金の単価を増やす場合にはこの数字を掛け合わせることになります。
2.勝ったら両端それぞれの「2つの数字」を消す
勝った時は、左端の数字2つと右端の数字2つの合計4つの数字を消します。
数列に3つ以下の数字しか残らなければ、すべてを消してモンテカルロ法は終了です。
たとえば数列が「1 2 3 4 5 6」となっていれば、左端の「1と2」と右端の「5と6」の4つの数字を消します。残る数字は「3 4」となります。
3.負けたら右端の数字を「1つ加算して」右端に加える
3倍配当でのモンテカルロ法は負けた時の数字の加え方が2倍配当の時と異なります
。数字を右端に1つ書き加えるのは同じですが、3倍配当の場合には賭け金ではなく右端の数字に「1」を加算して右側に書き加えます。
たとえば数列が「1 2 3」であれば、負けた時には「1 2 3 4」となり、「3 5 6」であれば「3 5 6 7」と続けます。
また賭け金を増やす場合には、この数列の数字を掛け合わせた金額をベットします。たとえば3ドル単位でベットするならば、数列から「4」を賭けるとなれば3×4=12(ドル)をベットします。
モンテカルロ法を使った3倍配当のシュミレーション
3倍配当のゲームでモンテカルロ法を使った場合のシミュレーション結果をご紹介します。ルーレットのダズン(1から12の数字が出たら当たり)にベットを続けています。
賭け金は数列の数字のとおりに、回数は15回とします。
回数 | 出目 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 数列 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 赤36 | 4 | X | -4 | 1 2 3 4 |
2 | 黒26 | 5 | X | -9 | 1 2 3 4 5 |
3 | 赤14 | 6 | X | -15 | 1 2 3 4 5 6 |
4 | 赤27 | 7 | X | -22 | 1 2 3 4 5 6 7 |
5 | 赤30 | 8 | X | -30 | 1 2 3 4 5 6 7 8 |
6 | 黒26 | 9 | X | -39 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
7 | 黒17 | 10 | X | -49 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
8 | 赤18 | 11 | X | -60 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
9 | 黒4 | 12 | ◯ | -36 | 3 4 5 6 7 8 9 |
10 | 黒33 | 12 | X | -48 | 3 4 5 6 7 8 9 10 |
11 | 黒2 | 13 | ◯ | -22 | 5 6 7 8 |
12 | 赤23 | 13 | X | -35 | 3 4 6 8 |
13 | 赤1 | 14 | ◯ | -7 | 7 |
14 | 黒20 | 7 | X | -14 | 7 8 |
15 | 黒8 | 15 | ◯ | +16 | - |
最終的に数列はすべて消えて損益はプラスで終了しました。勝ち数が4回に対して負け数は11回です。やはり3倍配当の賭け方ではなかなか当たりが出ないため、一時的に累積損失が大きく膨らむのが難点と言えます。ただし勝ち始めると損失はすぐに減少するのが3倍配当でのモンテカルロ法のメリットです。
モンテカルロ法を使った2倍配当のシュミレーション
続いてルーレットの2倍配当の賭け方でのシミュレーションを説明していきます。
ここでは、「赤」に賭け続けて15回行っています。出目の結果は3倍配当のものと同じものを使用しました。数列が消えたら新しい数列を作って、モンテカルロ法を続行しています。
回数 | 出目 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 数列 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 赤36 | 4 | ◯ | +4 | 2 |
2 | 黒26 | 2 | X | +2 | 2 2 |
3 | 赤14 | 4 | ◯ | +6 | − → 続行 1 2 3 |
4 | 赤27 | 4 | ◯ | +10 | 2 |
5 | 赤30 | 2 | ◯ | +12 | − → 続行 1 2 3 |
6 | 黒26 | 4 | X | +8 | 1 2 3 4 |
7 | 黒17 | 5 | X | +3 | 1 2 3 4 5 |
8 | 赤18 | 6 | ◯ | +9 | 2 3 4 |
9 | 黒4 | 6 | X | +3 | 2 3 4 6 |
10 | 黒33 | 8 | X | -5 | 2 3 4 6 8 |
11 | 黒2 | 10 | X | -15 | 2 3 4 6 8 10 |
12 | 赤23 | 12 | ◯ | -3 | 3 4 6 8 |
13 | 赤1 | 11 | ◯ | +8 | 4 6 |
14 | 黒20 | 10 | X | -2 | 4 6 10 |
15 | 黒8 | 14 | X | -16 | 4 6 10 14 |
勝ち数は7回で負け数は8回、ほぼ半々の勝率ですが結果的には損益はマイナスになっています。負けが続くと数列の数字も大きくなり、賭け金も増加していることがわかります。
最初のうちに勝っていれば、そこで終了したほうがよさそうです。負け続けると累積損失も賭け金も増加してリスクが大きくなるからです。