ベッティングシステムによるギャンブルの攻略法のひとつである『ココモ法』。
このココモ法は「連敗による損失を1回の勝ちで取り戻し」さらに「利益を出すことができる」という画期的な方法です。しかも、連敗が続くほど、勝利したときの利益が多くなります。
つまり、損失額を抑えながら、利益が出せるというわけです。
この記事では、「ココモ法とは」「ココモ法の特徴」「メリットとデメリット」「ココモ法が使えるカジノゲーム」「ココモ法の使い方」「ココモ法のシュミレーション」「損切りライン」「連敗率」「マーチゲール法との比較」などを分かりやすく解説しています。
ココモ法とは
ココモ法とは、ギャンブルで使われるベッティングシステムの1つです。
連敗が続くあいだは賭け金を増やし、最後に1回だけ勝てば損失すべてを取り戻して利益が残る仕組み。
賭け金の計算が必要ですが、暗算で出来るので難しくはありません。そのためココモ法はオンラインカジノやランドカジノでも簡単に使用できます。
負けたら賭け金を倍にするマーチンゲール法とココモ法が違うのは、配当倍率が3倍のゲームで使用するということです。またマーチンゲール法と異なり、連敗が続いても賭け金は急激には増えることはありません。
カジノゲーム以外にもココモ法は、競馬や競輪などの公営ギャンブルに応用できます。その場合は、1番人気の配当倍率が3倍以上のレースで使うことで可能となります。
ココモ法の特徴
ココモ法の特徴には次のようなものがあります。
-
勝つまで賭け金を増やす
-
賭け金の計算は簡単なので誰でもできる
-
配当倍率が3倍のカジノゲームで使う
-
連敗が続くほど賭け金は増えるが利益も多くなる
ココモ法を使うメリット
ココモ法の利点を見ていきましょう。
1回勝てば利益が出る
ココモ法を使えば、1回勝つだけで利益を出せるのが最大のメリットです。
カジノゲームは勝ったり負けたりを繰り返すため、なかなか利益が出ないことがあります。そして負ける回数が多いと、損失になりかねません。
ココモ法は負けている間は損失が続きますが、たった1回だけ勝つことで損失をすべて取り戻したうえで利益が残ります。
連敗が続くほど利益が大きくなる
ココモ法は1回の勝ちで連敗による損失を取り戻せますが、同時に手元に残る利益も増えるのがメリットです。
マーチンゲール法はココモ法と同じように連敗の損失を取り戻しますが、常に利益は最初の賭け金と決まっています。
対してココモ法は利益が増えていくので、長く続く連敗のプレッシャーに見合う利益が得られることになります。
ココモ法を使うデメリット
ココモ法は利点の多い攻略法ですが、どのようなデメリットがあるのかを確認していきます。
3倍配当で使うのでなかなか勝てない
ココモ法は3倍配当のカジノゲームで使うため、勝率が低いのがデメリットです。勝率はおよそ3分の1であることから、ある程度は連敗が続く可能性があります。
そして連敗が続くほど賭け金が増えるので、累積損失が膨らんでいくのが難点です。損失が膨らんでいくと、気持ち的にもあせりが出ると思います。ただし最後に1回勝てば、それまでの累積損失はすべて取り戻せます。
ココモ法を使えるカジノゲームが少ない
ココモ法は3倍配当のカジノゲームで使いますが、3倍配当がつくゲームが少ないのがデメリットです。
カジノゲームの攻略法には、2倍配当のゲームを対象とするものが多いものです。しかしカジノゲームには3倍の配当がつく賭け方はそう多くありません。そのため、ココモ法が使えるゲームが限られるのがデメリットと言えます。
ココモ法が使えるカジノゲーム
ルーレットの「コラムベット」と「ダズンベット」です。
コラムベットとダズンベットは、ルーレットのアウトサイドベットに賭ける方法です。36個あるポケットのうち12個のポケットの数字が書かれている部分にベットします。
当たる確率は37分の12(36個の数字に”0”が加わる)なので32.4%です。
ココモ法が使えるカジノゲームは配当が3倍のゲームのみです。そのため、ほかのカジノゲームで該当するものはありません。
ココモ法に必要なものと資金
ココモ法を上手く使うために必要な計算用の紙と資金について説明していきます。
1. 計算用の紙
まずは、計算するための紙を用意しましょう。
ココモ法の計算式は簡単なので慣れれば暗算できるようになりますが、慣れるまでは紙に書いたほうがやり方をスムーズに理解するのに役立ちます。
慣れたら前回と前々回の賭け金を覚えておけば、それを足し合わせるだけで次の賭け金が決まります。当たればそこで終了して、ココモ法を続けるのであれば賭け金を1回目に戻してスタートしましょう。
2. 資金
ココモ法に必要な資金の目安は、最初のベット額金の150倍ほどです。
ココモ法は連敗が続くと賭け金が増えていきます。たとえば9連敗すると、累積損失は最初の賭け金の88倍となり10回目の賭け金は55倍になります。つまり、合計で最初の賭け金の143倍が必要になる計算です。
そこまで損切りせずに続けないとしても、最初の150倍ほどは必要になるでしょう。
つまり、最初に1ドルを賭けるのであれば150ドルの資金を用意するということです。ルーレットのミニマムベット(最小ベット金額)は割と低いので、このくらいを用意しておけばよいと思います。
ココモ法の使い方
ココモ法の具体的なやり方を計算式や具体例を使って説明していきます。
〈ココモ法の計算式〉
次に、ココモ法の計算式を説明します。ココモ法は負けが続けば賭け金を増やす仕組みになっています。その方法は、負けたら「前回と前々回の賭け金を足した金額を賭ける」というものです。ただし、1回目と2回目は同じ金額を賭けます。
たとえば1回目に1ドルを賭けるとして、勝つことなく負け続けたとしましょう。すると2回目以降の賭け金は次のようになります。
1回目 1ドル
2回目 1ドル
3回目 2ドル(1+1)
4回目 3ドル(1+2)
5回目 5ドル(2+3)
6回目 8ドル(3+5)
そして3倍配当のゲームで勝てば賭け金の3倍の配当金を得ることができます。
3倍配当のルーレットでココモ法を実践
ココモ法はカジノゲームで3倍配当となる賭け方に使います。具体的には、ルーレットのコラムベットかダズンベットとなり、これは36個の数字のうち12個に賭けるものです。
1. コラムベット/ダズンベットにベットする
まず最初の賭け金を決めて、ルーレットのコラムベットあるいはダズンベットに賭けます。
仮に1ドルとすれば、1回目は1ドルで負けたら2回目も1ドル、さらに負けたら3回目は2ドルと続けます。
コラムベットもダズンベットも3つのうちどれか1つのエリアを選びますが、一度選んだエリアに続けて賭けるようにしましょう。連敗が続いても、当たるまで同じエリアに賭け続けます。
※6カ所の◯印に賭けることができる
2. 当たりが出たら1回目に戻る
連敗が続けば賭け金を増やしますが、当たりが出たらそこで終了して1回目の賭け金に戻します。当たりが出れば3倍の配当を受け取るので、必ず利益が残る仕組みとなっています。
1回目は外れて1ドルマイナスに
2回目も外れて
3回目に当たり
残金が2ドル増えました。
ココモ法の損切りポイントは
結論から言えば、6回目で勝てなければ損切りして、リセットしたほうがよいでしょう。というのも、ココモ法は連敗が続くほど、損切りした時の損失を回収するのに時間がかかるからです。
たとえば最初に1ドル賭けて6連敗すると、累積損失は12ドルになります。これは平均して2ドルの利益を出すとすれば5回の勝ちで回収できる金額になります。
これが8連敗すると累積損失は33ドルになり、5回の勝ちで回収するなら平均6.6ドルの利益が必要です。
しかし6連敗後に7回目で勝っても6ドルの利益なので、平均すればもっと少なくなると考えられます。つまり損失を回収するのに5回以上かかる計算です。
そこで損切りの目安としては、6連敗あたりが妥当だと言えます。
ココモ法の連敗確率は
ココモ法の連敗確率はn回連敗の場合で「(3分の2)のn乗」です。負ける確率はほぼ3分の2なので、それを連敗の回数だけ乗じることになります。
たとえば5回連敗する確率は13.17%になります。しかし連敗がどれほど続いても、次も負けとなる確率が低くなるわけではありません。何回連敗しようとも、その次に負ける確率は変わらずに3分の2です。
ココモ法の最大連敗は何回になるか断定はできませんが、10回連敗確率が1.73%であることを考えると、そこまで負け続ける可能性は低いとみてよいでしょう。
ココモ法のシュミレーション
ココモ法を実践するシュミレーションをしてみましょう。ルーレットのダズンベット(1~12)を使い、最初に1ドルを掛けます。軍資金を300ドルとして、どのように資金が変動するのか、その収支をまとめてみました。
回数 | ベット額 | 出目 | 勝敗 | 損益 | 軍資金 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | ◯ | 2 | 302 |
2 | 1 | 23 | X | -1 | 301 |
3 | 1 | 35 | X | -1 | 300 |
4 | 2 | 15 | X | -2 | 298 |
5 | 3 | 24 | X | -3 | 295 |
6 | 5 | 10 | ◯ | 10 | 305 |
7 | 1 | 3 | ◯ | 2 | 307 |
8 | 1 | 29 | X | -1 | 306 |
9 | 1 | 22 | X | -1 | 305 |
10 | 2 | 33 | X | -2 | 303 |
11 | 3 | 23 | X | -3 | 300 |
12 | 5 | 5 | ◯ | 10 | 310 |
13 | 1 | 34 | X | -1 | 309 |
14 | 1 | 6 | ◯ | 2 | 311 |
15 | 1 | 17 | X | -1 | 310 |
16 | 1 | 13 | X | -1 | 309 |
17 | 2 | 6 | ◯ | 4 | 313 |
18 | 1 | 22 | X | -1 | 312 |
19 | 1 | 10 | ◯ | 2 | 314 |
20 | 1 | 5 | ◯ | 2 | 316 |
勝利数:8 負け数:12 勝率:0.4
ココモ法を使用する際の注意点
ココモ法を使う際に注意が必要なのは、カジノゲームのテーブルリミット(最大ベット金額)です。つまり、最大でどのくらい賭けることができるのかをチェックしておかなければなりません。
ココモ法は連敗が続くとマーチンゲール法ほどではありませんが、賭け金が増えていきます。そしてテーブルのマキシムベット(ベットできる上限額)に達してしまうと、それ以上賭け金を増やせなくなります。
そのため、最初にプレイするテーブルの上限を確認して、何連敗までできるのかを調べておきましょう。
またココモ法の最大連敗を決めておいて、損切りすることも大事です。あとはプレイする前にゲーム結果の偏りをチェックして、出ていないエリアで賭けるようにすればココモ法で負ける確率を下げることができるでしょう。
ココモ法とマーチンゲール法を比較
ココモ法とマーチンゲール法を比べてみましょう。両方ともに勝つまで賭け金を増やし、1回勝てば利益という仕組みです。
連敗時のベット額
ココモ法は、マーチンゲール法よりも連敗時の賭け金は急激には増えません。たとえば最初の賭け金を1ドルとして、9連敗したら10回目の賭け金は次のようになります。カッコ内は9連敗による累積損失額です。
- ココモ法 → 55ドル(88ドル)
- マーチンゲール法 → 512ドル(511ドル)
もし9連敗で損切りをするのであれば、ココモ法の損切り額は88ドルですが、マーチンゲール法は511ドルとなります。
負ける確率の高さ
ココモ法は3倍配当のゲームで使うことに対して、マーチンゲール法は2倍配当のゲームで使います。
2倍配当のゲームは負ける確率はほぼ2分の1であることに対して、3倍配当のゲームはおよそ3分の2となります。
そのため、ココモ法はマーチンゲール法よりも負ける確率が高いことがわかります。そのため、連敗する確率もココモ法のほうが高いと言えます。
効果のあるゲームの種類
ココモ法は3倍配当のカジノゲームで利用するため、使えるのはルーレットのコラムベットとダズンベットくらいしかありません。
それに対してマーチンゲール法はルーレットの赤黒やハイローなど2倍配当が多く、さらにバカラやブラックジャックなどでも利用可能です。効果のあるゲームはココモ法よりもマーチンゲール法のほうが多いと言えます。
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