アメリカ競馬の祭典「ブリーダーズカップ2023」は、11月3、4日(現地時間)の2日間で開催されます。
14つのG1レースがサンタアニタパーク競馬場で開催され、賞金総額は、3100万USD(日本円約42億6000万円)となっており、世界各国からスターホースが集結する、アメリカ競馬の1年間の総決算とも言えるビッグイベントです。
2023年のブリーダーズカップには、日本馬も9頭が合計7レースにエントリーしており、世界の強豪と激戦を繰り広げます。
JRAでも指定4レースの馬券を購入することができますが、ブックメーカーを利用すればJRAでは対応していないブリーダーズカップの全レースにもオンラインで賭けることができます。
この記事では、「ブリーダーズカップ2023の注目レースの見どころ」や「ブックメーカー3サイトの予想オッズ比較」「ブリーダーズカップに出走する日本馬」について、ブリーダーズカップ2023を楽しむための情報をたっぷりとお届けしていきます!
ブリーダーズカップ2023の見どころ
今年最大見どころは、なんといってもメインレース「ブリーダーズカップクラシック」にドバイワールドカップを制覇した日本馬・ウシュバテソーロが参戦することでしょう。
ダート界を代表する2レースを同年に制覇するという歴史的偉業を成し遂げることができるか、大注目となっています。
そのほかにも、マイル女王ソングラインがブリーダーズカップマイルに、ダービー馬シャフリヤールがブリーダーズカップターフに参戦するなど、今年のブリーダーズカップデーは例年以上に盛り上がること必至なんです!
ブリーダーズカップ2023の予想オッズ比較
それでは、ブックメーカー3社のオッズを比較しながら、注目のレース4つの見どころをご紹介していきます。※2023年10月24日のオッズです
- ブリーダーズカップ・クラッシック
- ブリーダーズカップ・ターフ
- ブリーダーズカップ・マイル
- ブリーダーズカップ・スプリント
ブリーダーズカップ・クラシックの予想オッズ比較
各ブックメーカーとも、1番人気はアメリカ馬アルカンジェロです。日本馬ウシュバテソーロは約8~9倍のオッズがついています。
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ビッグレースが目白押しのブリーダーズカップの中でも、クラッシックは最大のレースで、3月に行われるドバイワールドカップと並び、ダート馬世界最強決定戦とも位置付けられる一戦です。
最大の注目馬は、そのドバイワールドカップを制覇し、ダート界の王者として参戦する日本馬・ウシュバテソーロ。
今年6歳になりますが、1年前までは血統も戦績も目立たない地味な存在で、重賞勝ちどころか、オープン勝ちもなかったような馬でしたが、この1年で急速に覚醒し世界一の座まで上り詰め、ブリーダーズカップ制覇を狙います。
最大の強敵は、今年のベルモントステークスとトラヴァーズステークスを制覇したアメリカ馬・アルカンジェロ。
2009年から2022年まで目下14連勝中と、圧倒的な強さを誇るアメリカ馬を倒し、ウシュバテソーロが日本馬として初となる歴史的な偉業を達成することができるでしょうか。
ブリーダーズカップ・ターフの予想オッズ比較
馬名 |
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人気はオーギュストロダン、モスターダフで約4倍前後のオッズとなっています。日本馬シャフリヤールは17倍と、中穴の評価です。
アメリカ競馬における芝中距離路線1年の戦いを締めくくる一戦で、その年のアメリカ芝中距離馬最強を決めるビッグレースです。
とはいえ、アメリカ馬は芝よりもダートが主流ということもあり、タイトルを狙い欧州からもトップホースが多数参戦し、豪華なメンバーによる白熱のレースが繰り広げられます。
日本馬は、国内での秋のG1連戦と時期が被るため2012年のトレイルブレイザー以来参戦がありませんでしたが、今年は2021年日本ダービー、2022年ドバイシーマクラシック制覇者のシャフリヤールが参戦予定。
近走は喉の影響で力を発揮できずにいましたが、手術を経て回復したとのことで、仕切り直しの一戦に注目が集まります。
対峙する欧州勢では、オーギュストロダンやモスターダフといった強力な馬が出走予定。特にオーギュストロダンはシャフリヤールと同じディープインパクト産駒ということで、異国の地でのディープ産駒対決はどちらに軍配が上がるでしょうか。
ブリーダーズカップ・マイルの予想オッズ比較
出走馬が流動的なこともあり、パディントン、カーサクリード、キンロス、マスターオブザシーズ、モージュあたりが人気を分け合う形となっています。
日本馬ソングラインは6倍のオッズで、どのブックメーカーでも、1番人気クラスの評価です。
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アメリカ競馬・芝マイル路線の最強馬を決める一戦で、欧州からも強力な馬が多数参戦する大一番です。
日本馬からは、2022・2023安田記念連覇、2023ヴィクトリアマイル覇者とマイルで圧倒的な強さを誇る女王ソングラインが参戦予定。
昨年、ブリーダーズカップへの遠征を予定しながらも、喉頭蓋の腫れというアクシデントで遠征取り消しとなったソングラインが雪辱を晴らすためにアメリカの地へ渡ります。
今年に入り、いよいよ本格化を迎え、春はヴィクトリアマイル・安田記念とG1を連勝、秋の初戦も毎日王冠を2着と昨年よりさらに力をつけている印象のソングラインがアメリカの地でも力を発揮することができるでしょうか。
対戦する馬は、出走が流動的な馬もいますが、パディントン、カーサクリード、キンロス、モージュ、マスターオブザシーズなど強力なメンバーが予定されており、激戦が期待されます。
ブリーダーズカップ・スプリントのオッズ比較 ※JRA取り扱いなし
各サイトとも、エリートパワーがオッズ3倍を切る1番人気です。対抗筆頭のガンナイトは2番人気で、7倍~8倍のオッズが提示されています。
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アメリカのダート界での韋駄天たちが集う頂上決戦です。ダート界での世界最強クラスのスプリンターたちが激戦を繰り広げます。
レースの中心となるのは昨年の覇者で連覇を狙うエリートパワー。昨年6月の未勝利戦から今年の7月まで9連勝で、その間、G1・2勝、G2・2勝、G3・1勝と重賞タイトルを獲得し続けており、昨年度のエクリプス賞最優秀短距離馬も受賞しています。
前走フォアゴーステークスでは僅差で2着に敗れ、久々の黒星となりましたが、実績・実力は最上位の存在です。
そのエリートパワーの対抗筆頭がガンナイト。長らくエリートパワーの後塵を拝し続けていましたが、8月に行われたフォアゴーステークスではエリートパワーの追撃を振り切ってついに勝利、エリートパワーの連勝を9でストップしてみせました。
エリートパワーがガンナイトにリベンジを果たすのか、それともガンナイトが再びエリートパワーを倒しタイトルを奪取するのか、大注目の一戦です。
ブリーダーズカップに出走する日本馬
ブリーダーズカップ2023には、日本馬9頭が合計7つのレースに出走を予定しています。
■ ブリーダーズカップジュベナイル(2歳牡セ・米G1・ダ1700m)
エコロネオ(牡2、栗東・森秀行厩舎、川田将雅騎手)
■ ブリーダーズカップターフスプリント(3歳上・米G1・芝1000m)
ジャスパークローネ(牡4、栗東・森秀行厩舎、川田将雅騎手)
■ ブリーダーズカップフィリー&メアスプリント(3歳上牝・米G1・ダート1400m)
メイケイエール(牝5、栗東・武英智厩舎、池添謙一騎手) ※ブリーダーズカップターフスプリントとの両睨み
■ ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(3歳上牝・米G1・芝2000m)
ウインマリリン(牝6、美浦・手塚貴久厩舎、松岡正海騎手)
■ ブリーダーズカップマイル(3歳上・米G1・芝1600m)
ウインカーネリアン(牡6、美浦・鹿戸雄一厩舎、三浦皇成騎手)
ソングライン(牝5、美浦・林徹厩舎、戸崎圭太騎手)
■ ブリーダーズカップターフ(3歳上・米G1・芝2400m)
シャフリヤール(牡5、栗東・藤原英昭厩舎、クリスチャン・デムーロ騎手)
■ ブリーダーズカップクラシック(3歳上・米G1・ダ2000m)
- ウシュバテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎、川田将雅騎手)
- デルマソトガケ(牡3、栗東・音無秀孝厩舎、クリストフ・ルメール騎手)
ブリーダーズカップ2023に賭けられるブックメーカー
ブリーダーズカップにベットできるブックメーカーの中でも特におすすめのサイトを3つ厳選してご紹介します。
bet365(ベット365)
bet365では世界各国の競馬にベットすることができるブックメーカー
日本で購入できる各馬券はもちろん、日本では取り扱いのない4連単にも賭けることが可能で、ブリーダーズカップで4連単を的中すれば高額の勝利金を手にすることができるかもしれません。
また、ログイン状態で、70円以上のベットを行っていれば、ブリーダーズカップで行われている各レースを生中継で視聴することもできるので、ブリーダーズカップを楽しみたい方におススメのブックメーカーです。
betway(ベットウェイ)
ベットウェイでは、アメリカだけでなく、ヨーロッパ、日本、オーストラリア、南アフリカ、香港、南米など様々な国のレースに賭けることができます。
複数のオッズを組み合わせてマルチベットを行うことが可能で、ブリーダーズカップで行われている各レースのオッズを選択し、自分オリジナルのオッズを作成し賭けることができます。多数のオッズを組み合わせれば組み合わせるほど勝利金が倍増していくので、多くのレースを予想し賭ける方には特におススメできるサイトです。
William Hill(ウィリアムヒル)
ウィリアムヒルでは、ヨーロッパ、アメリカ、日本はもちろん、世界各国の競馬に賭けることができる、知名度No.1の老舗ブックメーカーです。
競馬のオッズは単勝・複勝を中心としたシンプルな取り扱いですが、William Hillが指定したオッズが増強されたり、複数のオッズと組み合わせて賭けることができたりと、様々なサービスを提供しています。
1934年から営業し、約90年の営業実績を持つブックメーカーなので、安心して競馬のベットを行いたい方におススメのサイトです。
ブリーダーズカップに賭ける方法でブックメーカーを利用するメリットや馬券の購入方法を解説しています。
日本馬の勝算は?
9頭もの日本馬が参戦予定のブリーダーズカップ2023で、最も勝算がある馬は、ブリーダーズカップマイルに出走するソングラインでしょう。
いま充実期を迎えており、日本国内のマイルではトップクラスといっていい存在です。左回りを得意としているソングラインにとって、左回りで行われるサンタアニタのコースはいかにも向きそう。
昨年惜しくも出走が叶わなかったブリーダーズカップマイルで、今年は実力を存分に発揮してくれることでしょう。
ブリーダーズカップクラシックに出走するウシュバテソーロも、もちろん勝算大です。去年まで目立たない条件馬だった馬が、今年は世界一を争うまで出世するという、信じられない快進撃を続けています。
先行馬が激しいペースを作り出すアメリカ競馬は、末脚を武器にするウシュバテソーロ向きの流れを作り出しそう。
ハイペースに惑わされずに追走することができれば、ドバイワールドカップ&ブリーダーズカップクラシック制覇という日本競馬の歴史に残る大偉業達成も夢ではありません。
その他、ドバイワールドカップターフに出走するシャフリヤールは、喉の疾患が影響し近走の成績はイマイチですが、手術の効果が出ているとのことで、実力さえ発揮すれば十分に勝ち負けに絡んできてもおかしくありません。
日本馬の大活躍が期待できるブリーダーズカップ2023。ブックメーカーで日本馬に賭けて、皆で応援しよう!