ドバイワールドカップデーで行われるダート短距離界の最強決定戦「ドバイゴールデンシャヒーン(Dubai Golden Shaheen)」。
好勝負の実績こそあるものの、未だに勝利のない日本馬ですが、今年はフェブラリーステークス覇者レモンポップ、2年連続2着のレッドルゼルなど、強力な布陣が控えました。
海外の歴戦の猛者と日本馬による好勝負が期待できる、注目の一戦となりました。
この記事では、主要ブックメーカーの単勝オッズと注目馬のご紹介、さらに競馬歴約20年のライターによる、本記事限定の大胆予想もお届けしていきます!
ドバイゴールデンシャヒーン2023の概要
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レース名:ドバイゴールデンシャヒーン
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日程:2023年2月25日(土曜日)
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発送時間:日本時間23時25分(現地時間18時25分)
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場所:ドバイ・メイダン競馬場
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格付け:国際G1
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距離:ダート1200m
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総賞金:200万USD(約2億6,800万円)
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1着賞金:116万USD(約1億5,500万円)
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出走可能数:フルゲート14頭
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出走条件:サラブレッド北半球産4歳以上、南半球産3歳以上
ドバイゴールデンシャヒーン2023の結果
- 1着:シベリウス
- 2着:スイッツァランド
- 3着:ガナイト
- 5着:リメイク
- 6着:レッドルゼル
- 10着:レモンポップ
- 12着:ジャスティン
レース序盤から、複数の馬が激しく先行争いを繰り広げるタフな展開に。
直線に向き、先行していたホプキンズとガナイトが抜け出してきますが、最内に進路を取ったアメリカ馬シベリウスが抜け出し、鋭い末脚で追い込んだ9歳馬スイッツァランドをハナ差凌ぎ切り優勝、鞍上ライアン・ムーアの神騎乗が炸裂したレースとなりました。
1番人気に推された日本馬・レモンポップは追走に苦労する厳しいレースとなり10着に惨敗、一際目立つ末脚で追い込んだリメイクが日本馬最上位の5着に入り、2年連続2着のレッドルゼルは追い込み届かず6着までとなりました。
過去最強クラスの強力メンバーで挑んだ今年も日本馬の勝利はならず、いまだに日本馬の勝ちがない、鬼門のレースとなっています。
ドバイゴールデンシャヒーン2023の出走馬と予想オッズを比較
ドバイゴールデンシャヒーン2023に出走予定の各馬の単勝オッズを、ブックメーカー各社のオッズで比較してみましょう。
馬名(英語名) | bet365 | betway | betwinner | スポーツベットアイオー |
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ガナイト(Gunite) | 4.0 | 3.75 | 4.0 | |
スイッツァランド(Switzerland) | 4.0 | 5.0 | 4.0 | |
*レモンポップ(Lemon Pop | 4.5 | 4.33 | 4.32 | |
*レッドルゼル(Red Le Zele) | 9.0 | 11.0 | 9.0 | |
ホプキンズ(Hopkins) | 10.0 | 11.0 | 10.0 | |
*リメイク(Remake) | 11.0 | 11.0 | 11.0 | |
シーズィーロケット(Cz Rocket) | 10.0 | 10.0 | 11.0 | |
サウンドマネー(Sound Money) | 12.0 | 11.0 | 11.0 | |
シベリウス(Sibelius) | 13.0 | 13.0 | 13.0 | |
タズ(Tuz) | 26.0 | 26.0 | 26.0 | |
*ジャスティン(Justin) | 34.0 | 34.0 | 34.0 | |
ムーヒーブ(Mouheeb) | 34.0 | 34.0 | 34.0 | |
スーパーオチョ(Super Ocho) | 51.0 | ー | 10.0 |
オッズは3月18日現在のものとなります。
*は日本馬です。各馬の詳しい情報は後述しています。
スポーツベットアイオーのオッズは現時点ではまだ公開されておらず、レース直前に公開される予定となっています。
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関連情報:ブックメーカーで馬券を購入する方法
ドバイゴールデンシャヒーンに賭けられるブックメーカー
ドバイゴールデンシャヒーンにベット可能なブックメーカーの中でも、特におすすめできるサイトを3つ厳選してご紹介します!
BET365(ベット365)
Bet365では、連勝系の馬券を購入できることに加え、複数のレースの馬券を組み合わせて、高額の勝利金を目指せるアキュムレーターベットも搭載しています。
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購入できる馬券の種類:単勝、複勝、イーチウェイ、馬単、3連単
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ライブストリーミング配信:有り
※ 視聴したいレースに単勝/複勝70円相当(またはイーチウェイ35円)のベットをすることで視聴できます。
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)
スポーツベットアイオーでは、レース出走各馬のデータが豊富に用意されており、各馬の戦績一覧はもちろん、血統や馬場状態ごとの成績などの情報が入手できるので精度の高い予想ができます。
また、オッズが優良な点もおすすめポイントです。
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購入できる馬券の種類:単勝、上位2位プレイヤー(2着以内に入れば的中)、複勝
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ライブストリーミング配信:無し
ベットウィナー(Betwinner)
ベットウィナーは競馬の取り扱いのある他サイトと比較しても、圧倒的なレース数が取り扱われています。
海外競馬マニアの方には特におすすめできるブックメーカーです。馬券の種類は単勝のみとなりますが、オッズが優良な点も見逃せません。
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購入できる馬券の種類:単勝
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ライブストリーミング配信:無し
ドバイゴールデンシャヒーン2023の予想
- ◎レモンポップ
- ◯レッドルゼル
- ▲スウィッツァランド
- △リメイク
- △シーズィーロケット
- △ホプキンズ
- △ガナイト
本命はレモンポップ
前走のフェブラリーステークスでは、課題と言われていたマイルの距離を克服し、G1初勝利を達成しましたが、本来は短距離馬であることは明白です。
安定した先行力を持ちながら終いもしっかりしているタイプで、豊かなスピードが生かせるスプリント戦で能力全開してくれることでしょう。世界レベルの血統馬が、縁のあるドバイでベストパフォーマンスを発揮します。
2年連続2着の日本馬レッドルゼルは、展開一つで再度上位争い可能な存在です。
連覇を狙うスウィッツァランド、強烈な末脚を発揮できれば勝ち負け可能なリメイクが相手本線になります。
馬券は、以下の4種類で勝負します!
- レモンポップ1着固定の馬単
- レモンポップ2着固定の馬単
- レッドルゼルの複勝
- リメイクの複勝
ドバイゴールデンシャヒーン2023の日本馬&注目馬
日本馬と海外の歴戦の猛者が激突するドバイゴールデンシャヒーン2023ですが、注目馬を5頭ご紹介していきましょう!
レモンポップ(Lemon Pop)牡5
フェブラリーステークス覇者がドバイの地で輝く!
- 騎手名:坂井瑠星騎手
- 父:Lemon Drop Kid
- 母:Unreachable(母の父Giants Causeway)
デビューから11戦で11連対と底知れぬ能力の持ち主レモンポップ。
鋭いスタートに強力な先行力、そして末脚を持っており、安定したレースぶりで常に勝ち負けを展開しています。
前走フェブラリーステークスでは、課題であったマイルの距離を克服し横綱相撲で勝利を掴み、G1タイトルを手にすることとなりました。豊かなスピードを持っており、スプリント戦であれば最後まで止まることなく脚を使えるはず。
UAEがお膝元のゴドルフィンを馬主に持つレモンポップにとって凱旋とも言える一戦、縁のあるドバイの地で輝くことができるでしょうか。
レッドルゼル(Red Le Zele) 牡7
2年連続2着!衰え知らずの末脚で今年こそは勝利を掴む
- 騎手名:川田将雅騎手
- 父:ロードカナロア
- 母:フレンチノワール(母の父フレンチデピュティ)
2年連続2着に入っているベテラン馬レッドルゼル。
持ち味は後方待機から繰り出される鋭い末脚で、最後の直線では必ず勝ち負けに加わってくる実力馬です。
前走フェブラリーステークスでは、距離の長いマイル戦にもかかわらず上がり最速の末脚を繰り出し2着に好走、7歳でもなお能力が健在であることを見せつけました。昨年は人気薄の激走を許してしまいましたがそれでも2着まで来ており、展開一つで突き抜けるだけの能力は秘めています。
衰え知らずの末脚で、3度目の正直となるでしょうか。
リメイク(Remake) 牡4
秘めたる末脚はメンバー上位!一気の追い込みで突き抜けるか
- 騎手名:武豊騎手
- 父:ラニ
- 母:サリエル(母の父キングカメハメハ)
強烈な末脚を武器にダートスプリント界の新星としてのし上がってきたリメイク。
デビューからダート短距離路線で使われ徐々に頭角を現すと、昨年末のカペラステークスで後方待機から直線だけで他馬をごぼう抜き、結果4馬身の差をつけての圧勝で重賞初制覇を達成しました。
前走はサウジアラビアのリヤドダートスプリントに出走し、初海外レースながら3着に入りドバイへ転戦しています。
父にUAEダービーを制覇したラニを持っており、ドバイに縁のある血統を持つリメイクですが、ドバイの地でも末脚炸裂となるでしょうか。
ガナイト(Gunite)牡4
2年連続好走中!3度目の正直で悲願の優勝なるか
- 騎手名:タイラー・ガファリオン騎手
- 父:ガンナイト
- 母:Simple Suprise(母の父Cowboy Cal)
アメリカのダートスプリント界の強豪ガナイト。
デビューからここまでダート短距離を中心に使われ、G1・ホープフルステークスやG2・アムステルダムステークス勝ちを含む全6勝を挙げています。
前走・サウジアラビアでのリヤドダートスプリントでは、勝ち馬のエリートパワーには離されたものの2着を死守し、後続は離しており上々のアラブ遠征初戦のパフォーマンスでした。
エリートパワーが不在の今回は、主役級の存在としてドバイに挑みます。
スウィッツァランド(Switzerland)騙9
昨年の覇者が今年も参戦!驚異の9歳馬が連覇に挑む
- 騎手名:タードグ・オシェイ騎手
- 父:Speightstown
- 母:Czechers(母の父Indian Charlie)
昨年のドバイゴールデンシャヒーンの覇者として連覇に挑むスウィッツァランド。
その昨年のレースでは、単勝60倍以上の超大穴をあざ笑うかのような快勝劇を披露し、8歳にしてG1初勝利という快挙を達成しています。
今年9歳となる大ベテランですが、超晩成型のスウィッツァランドは衰え知らずで、昨年のドバイゴールデンシャヒーンから約10ヶ月ぶりのレースとなった前走ドバウィステークスをきっちり勝利して今回のレースに参戦してきており、驚異の9歳馬による連覇の可能性も十分です。
まとめ
レモンポップ、レッドルゼルを筆頭に、日本馬として初勝利を目指すに相応しい強力なメンバーが揃ったドバイゴールデンシャヒーン2023。
実力派が揃い激闘必至な、今年のドバイワールドカップデーでも屈指の好カードです!
ブックメーカーでベットして、日本馬の初勝利を期待しながら熱く応援しましょう!