ドバイワールドカップデーで行われる、ダートマイルのチャンピオンを決める『ゴドルフィンマイル(Godolphin Mile』。
2006年ユートピア、2022年バスラットレオンと2勝を挙げている日本馬ですが、今年は連覇を狙うバスラットレオンを筆頭に、ウインカーネリアン、ラウダシオンと実績馬が勝利を狙いました。
この記事では、主要ブックメーカーの単勝オッズと注目馬のご紹介、さらに競馬歴約20年のライターによる、本記事限定の大胆予想もお届けしていきます!
ゴドルフィンマイル2023の概要
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レース名:ゴドルフィンマイル
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日程:2023年2月25日(土曜日)
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発送時間:日本時間26日21時5分(現地時間16時5分)
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場所:ドバイ・メイダン競馬場
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格付け:G2
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距離:ダート1600m
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総賞金:100万USD(約1億3,000万円)
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1着賞金:58万USD(約7,800万円)
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出走可能数:フルゲート14頭
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出走条件:サラブレッド北半球産4歳以上、南半球産3歳以上
ゴドルフィンマイルの結果
- 1着:アイソレート
- 2着:ローオブピース
- 3着:アトレティコエルクラーノ
- 4着:バスラットレオン
- 6着:ウインカーネリアン
- 11着:ラウダシオン
地元のアイソレートがハナを切り、2番手から日本のバスラットレオン、その後ろから同じく日本のウインカーネリアンが追走する展開となります。
直線を向いて、逃げるアイソレートに、絶好の手応えで先頭を狙ったウインカーネリアンに、好位を追走していたバスラットレオンが競るように迫りますが、それでもアイソレートは止まらず、2着に5馬身半の差をつけて圧勝。
2着にはローオブピース、3着にはアトレティコエルクラーノがそれぞれ追い込み、バスラットレオンは懸命に粘るも4着に、ウインカーネリアンは直線半ばで失速し6着に敗れました。
バスラットレオンは逃げることができなかった点、ウインカーネリアンは初のダートが影響しての敗退と見られます。
ゴドルフィンマイル2023の出走馬と予想オッズを比較
ゴドルフィンマイル2023に出走予定の各馬の単勝オッズを、ブックメーカー各社のオッズで比較してみましょう。
馬名(英語名) | bet365 | betway | betwinner | スポーツベットアイオー |
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*バスラットレオン(Bathrat Leon) | 3.75 | 3.25 | 3.0 | |
プリンスエイジ(Prince Eiji) | 6.0 | 8.5 | 6.0 | |
アイソレート(Isolate) | 7.0 | 6.0 | 7.0 | |
ディスカバリーアイランド(Discovery Island) | 7.0 | 8.5 | 7.0 | |
*ウインカーネリアン(Win Curnelian) | 8.0 | 11.0 | 10.0 | |
イーゴット(Egot) | 10.0 | 13.0 | 11.0 | |
ロイヤルミューズ(Royal Mews) | 12.0 | 9.0 | 11.0 | |
*ラウダシオン(Lauda Sion) | 13.0 | 13.0 | 11.0 | |
ラーエブ(Raaeb) | 13.0 | 19.0 | 13.0 | |
エヴァーファスト(Everfast) | 17.0 | 19.0 | 26.0 | |
ローオブピース(Law of Peace) | 17.0 | 29.0 | 34.0 | |
デザートウィズダム(Desert Wisdom) | 21.0 | 23.0 | 34.0 | |
ゴールデンゴール(Golden Goal) | 21.0 | 34.0 | 34.0 | |
アトレティコエルクラーノ(Atletico El Culano) | 34.0 | 67.0 | 10.0 |
オッズは3月18日現在のものとなります。
*は日本馬です。各馬の詳しい情報は後述しています。
スポーツベットアイオーのオッズは現時点ではまだ公開されておらず、レース直前に公開される予定となっています。
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関連情報:ブックメーカーで馬券を購入する方法
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購入できる馬券の種類:単勝
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ゴドルフィンマイル2023の予想
- ◎ウインカーネリアン
- ○バスラットレオン
- ▲アイソレート
- △プリンスエイジ
本命はウインカーネリアン
芝のマイル路線を中心に活躍する馬で、国内で全8勝を挙げている実力馬です。
今回は初のダートへの挑戦となりますが、武器である先行力を発揮すれば、砂を被らない好位置からレースを運べるはずで、ダートを克服することも可能だと見ます。
晩成型のスクリーンヒーローで、6歳になる今まさに本格化してきた印象。逃げるバスラットレオンを直線で交わして、先頭でゴールに飛び込むシーンも予想できます。
意外と人気していないので、オッズ的にも魅力です。
対抗は昨年の覇者バスラットレオン
スタートを決めて逃げることができれば簡単には止まりません。とにかくしぶとい馬なので、今年のレースでもゴール付近まで踏ん張ってくれることでしょう。
海外馬ではアイソレートに要注意。ダートレースで連続して好走している馬で、マイルへの距離に対応できれば日本馬の脅威となりうる存在です。
馬券は、日本馬の好走に期待し以下の2種類で勝負します!
- バスラットレオンの単勝
- ウインカーネリアンのイーチウェイ
ゴドルフィンマイル2023の日本馬&注目馬
実力馬が揃ったゴドルフィンマイル2023ですが、注目馬を4頭ご紹介していきましょう!
バスラットレオン(Bathrat Leon)牡5
最強世代の日本ダービー馬!海外G1制覇なるか
- 騎手名:坂井瑠星騎手
- 父:キズナ
- 母:バスラットアマル(母の父New Approach)
ディフェンディングチャンピオンとして、連覇に挑むバスラットレオン。昨年のレースは、経験の少ないダートにも対応し、海外馬を振り切り見事な逃げ切りを見せました。
国内外問わず、芝・ダートの二刀流で活躍するバスラットレオン、スタートを決めてマイペースで逃げれれば連覇の可能性も十分。
世界に誇る名伯楽・矢作氏と坂井騎手との師弟コンビが今年もドバイを席巻するでしょうか。
ウインカーネリアン(Win Carnelian) 牡6
芝マイル界の実力馬がダートマイルでも輝きを放つ!
- 騎手名:三浦皇成騎手
- 父:スクリーンヒーロー
- 母:コスモクリスタル(母の父マイネルラヴ)
芝のマイル~中距離を中心に使われ、これまで重賞2勝を含む全8勝を挙げているウインカーネリアン。
前走は好メンバーが揃った東京新聞杯を逃げ切って勝利し、6歳になるベテランながらますます充実してきている馬です。
今回は初のダートでのレースとなりますが、芝で見せるスピードと先行力を生かせば対応は十分に可能。持ち前の先行力を生かして、ゴドルフィンマイル制覇を狙います。
アイソレート(Isolate) 牡5
長期離脱を乗り越えて復活!上位のポテンシャルを秘める実力馬
- 騎手名:タイラー・ガファリオン騎手
- 父:Mark Valeski
- 母:Tranquill Song(母の父Unbridled’s Song)
ドバイの重賞で連続好走し参戦するアイソレート。
2020年11月のレースから2022年6月まで1年半以上の長期離脱がありましたが、そこから復活し、好レースを続けています。今年の2月からはドバイへ参戦し、ダートスプリントの重賞で連続2着と好走を続け、ゴドルフィンマイルへ参戦。
ベストの距離よりやや長いマイルに対応できれば、勝ち負けに加わる場面もあるでしょう。
プリンスエイジ(Prince Eiji)騙6
得意とするドバイのダートマイルコースで重賞連勝なるか!
- 騎手名:パトリック・ドブス騎手
- 父:ドバウィ
- 母:Izzi Top (母の父Pivotal)
前走・ファイヤーブレイクステークスで初の重賞制覇を果たしたプリンスエイジ。
デビューしてからイギリスを主戦場としていましたが、2021年12月から主戦場をドバイに移すと徐々に能力を開花させており、ゴドルフィンマイルと同じコースで行われた前走でついに重賞初制覇を達成しています。
場慣れしているドバイのダートマイルコースはベスト条件で、一番能力を発揮できるコース。重賞連勝の可能性も十分に秘めている一頭です。
まとめ
昨年の覇者バスラットレオン、実力馬ウインカーネリアンなど、日本馬としての連覇を狙い強力な馬が参戦してきたゴドルフィンマイル2023。
骨っぽいメンバーが揃っていますが、日本馬上位独占のシーンも十分にあります。ビッグレース目白押しのドバイワールドカップデーの第2レースであるゴドルフィンマイルは、日本馬に勢いをもたらすためにも非常に重要な、ファン必見のレースです!