
2021年11月15日から11月19日に、地中海に浮かぶマルタ島でオンラインカジノとスポーツベットに関する展示会が開催されます。
これは毎年行われている「SiGMA」と呼ばれるものですが、今年は特にeスポーツに関する発表に注目されています。今回のSiGMAではどのような催し物があるのかを説明します。
SiGMAとは?
「SiGMA」はカジノ業界の展示会であり、2021年11月15日から11月19日にかけてマルタ島で開催されます。ここにはオンラインカジノとスポーツベットに関わるゲーミングプロバイダや運営会社が参加し、展示会やカンファレンスが行われます。
SiGMAは毎年行われており、アメリカやアジア、アフリカなどでも開催されています。
7回目にあたる2021年11月15日からの展示会はマルタ島で開催される「SiGMA EUROPE(ヨーロッパ)」になります。マルタ島は数百社にものぼるゲーミング企業が集まることから、オンラインゲーミングのハブとしての役割も担っています。
SiGMA(ヨーロッパ)で出展・協賛する企業は400社以上、参加者は1万2000人以上となります。イベントは展示会とカンファレンスという形で開催されます。
参加者はチケットを購入しますが、「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」の3種類が用意されています。それぞれ参加できるイベントが異なり、プラチナチケットはほとんどすべてのイベントに参加できます。
第7回SiGMAではeスポーツベッティングに関するカンファレンスも
SiGMA(ヨーロッパ)ではオンラインカジノのほかに、スポーツベットに関する展示会とカンファレンスも行われます。カンファレンスは11月18日の10時から12時にありますが、次のような内容となっています。
- eスポーツのトレンド
- バーチャルレーシングについて
- eスポーツにおけるブランディング
- eスポーツのアフィリエイト
このように、eスポーツに関する講演がメインであることがわかります。
eスポーツに関する基調講演
2021年のSiGMA(ヨーロッパ)では、ひとつ興味深い基調講演があります。スポーツベットに関するものですが、Esports Technologies社の戦略アドバイザーであるノーラン・ブッシュネル(Nolan Bushnell)氏が11月17日の12時50分から13時35分の間に基調講演をする予定になっています。テーマは「競争力のあるゲームの未来」です。
ノーラン・ブッシュネル氏はアタリ(Atari)社の創業者でもあります。アタリ社は1972年に創業し、その製品である家庭用のコンピュータゲーム機は一世を風靡したことでも有名です。
2027年には207億ドル以上の市場規模になるとも言われるeスポーツに関して、どのような講演をするのか注目されています。
eスポーツトーナメントの開催も
SiGMA(ヨーロッパ)ではスポーツベットに関する展示会とカンファレンスのほかに、eスポーツトーナメントも開催されます。
CS:GO(Counter-Strike: Global Offensive)のトーナメント戦を8つのチームが行うことになっています。チームは11月12日時点で7チームは決定しており、残り1チームのメンバーは未定です。
スポンサーはEsports Technologies、主催者はGamers.com.mtです。賞金は1万5000ドルがプールされ、1位から8位までに分配されます。
まとめ
SiGMAではオンラインカジノやスポーツベットに関する新しい技術やトレンドなどが発表されます。
特にeスポーツ市場が拡大しているスポーツベットにおいては、どのようなサービスやトレンドが紹介されるのかなどに注目したいところです。