香港最強馬と日本馬の対決となる『香港マイル(芝1,600m)』。ここ20回の開催のうち、16回が香港馬の優勝と、香港馬の独壇場になっている香港マイル。今年も、香港史上最強の絶対王者が立ちふさがり、日本馬にとっては厳しい戦いとなりそうです。
この記事では、主要ブックメーカーの単勝オッズと競馬歴15年のライターが本記事限定の大胆予想もお届けしていきます!
香港マイル2022の概要
- レース名:香港マイル(Hong Kong Mile)
- 日程:2022年12月11日(日)
- 発送予定時刻:17時00分(現地16時00分)
- 場所:香港・沙田(シャティン)競馬場
- 格付け:国際G1
- 距離:芝1,600m
- 賞金総額:3,000万香港ドル(約5億3,100万円)
- 1着賞金:1,710万香港ドル(約3億円)
- 出走可能数:10頭
- 出走条件:サラブレッド3歳以上
香港マイル2022の出走馬と予想オッズ
馬番 |
馬名 |
性齢 |
騎手 |
ウィリアムヒル |
1 | ゴールデンシックスティ | セ7 | C.ホー | 1.61 |
2 | カリフォルニア・スパングル | セ4 | Z.パートン | 5.00 |
3 | サリオス | 牡5 | R.ムーア | 17.00 |
4 | シュネルマイスター | 牡4 | C.ルメール | 9.00 |
5 | ワイクク | セ7 | S.デソーサ | 21.00 |
6 | ビューティージョイ | セ6 | H.ボウマン | 26.00 |
7 | ローズオブインディシーズ | 牡4 | J.マクドナルド | 41.00 |
8 | モアザンディス | セ6 | K.リョン | 51.00 |
9 | エクセレントプロポーザル | セ6 | A.アムラン | 67.00 |
10 | ダノンスコーピオン | 牡3 | W.ビュイック | 15.00 |
※12月8日時点のオッズです。
ブックメーカーのオッズはなぜ高い?
ブックメーカーの競馬とJRAとの一番の違いは、オッズの決まり方にあります。
-
JRAのオッズ→ 投票券の販売が締め切った後に決定する(単勝の場合、各馬にべットされた数に応じてオッズが決定)
-
ブックメーカーのオッズ→ 購入した時点でのオッズが適用され、払い戻しがされる
そのため、ブックメーカーの競馬では、JRAのオッズのように「購入した時よりもオッズが下がってしまった」といったことがないのです。
また、JRAでも香港マイルにベットすることが可能ですが、日本の競馬ファンが利用するJRAでは、どうしても日本馬に人気が集中してしまう傾向があります。人気の馬はオッズが低く、人気のない馬はオッズが高くなります。
一方、ブックメーカーでは、独自でオッズを設定しているので日本馬に人気が集中するということがありません。しかも、馬券を購入した時点のオッズが適用されるため、人気の高い馬を高いオッズで購入できる可能性があります。
ブックメーカーでの競馬を楽しむ方法や、競馬におすすめのブックメーカーなど「ブックメーカーの競馬」で詳しく解説しています。
香港マイル2022の注目馬
それでは、香港マイルの注目馬5頭と競馬歴15年のライターが予想を紹介していきます!
ゴールデンシックスティ(Golden Sixty)
25戦22勝!16連勝記録を持つ香港最強マイラー
- 騙7 キン・ルイ厩舎(香港) ヴィンセント・ホー騎手
- 父:Medaglia D’oro 母:Gaudeamus(母父:Distorted Humor)
25戦して22勝という圧倒的な戦績、また香港競馬レコードとなる16連勝という凄まじい記録を持つ怪物・ゴールデンシックスティ。
マイルに限定すると12戦して11勝2着1回とほぼパーフェクトレコードを記録しています。7歳と大ベテランですが、実力は衰えることを知らず、ここでも勝ち負けすることは間違いないでしょう。
カリフォルニアスパングル(Carifornia Spangle)
打倒ゴールデンシックスティ最右翼の強豪
- 騙4 アンソニー・クルーズ厩舎(香港) ザカリー・パートン騎手
- 父:Starspangledbanner 母:Pearlitas Passion(母父:High Chaparral)
13戦して8勝2着5回と底を見せていない強豪・カリフォルニアスパングル。前走・ジョッキークラブマイル(G2)では、最強ゴールデンシックスティにクビ差まで迫るレースを披露しました。
ここに来ての成長度合は目を見張るものがあり、ゴールデンシックスティに一番迫った馬として、ここも無様なレースはできません。
サリオス(Salios)
復活したシルバーコレクターは引退レースで有終の美を飾れるか
- 牡5 堀宣行厩舎(美浦) ライアン・ムーア騎手
- 父:ハーツクライ 母:サロミナ(母父:Lomitas)
2019年の2歳チャンピオンで、2020年皐月賞・日本ダービーで2着に入ったサリオス。昨年は安定感に欠くレースぶりだったものの、香港マイルでは3着に入り地力を証明しました。
今年は安田記念(G1)3着、毎日王冠(G2)1着と徐々に復活。種牡馬入りが決まり、今回が引退レースとなりますが、有終の美を飾ることができるでしょうか。
シュネルマイスター(Schnell Meister)
逆襲に燃えるJRAトップマイラー
- 牡4 手塚貴久厩舎(美浦) クリストフ・ルメール騎手
- 父:Kingman 母:セリエンホルデ(母父:Soldier Hollow)
2021年NHKマイルカップ(G1)の優勝馬で、2021年安田記念(G1)3着、2021年マイルチャンピオンシップ(G1)2着、2022年安田記念2着とトップクラスの実績を誇るシュネルマイスター。
今年の秋はスプリンターズステークス・マイルチャンピオンシップと連敗し精彩を欠いていますが、力を出し切ればここでも十分にトップ争い可能な存在です。
ダノンスコーピオン(Danon Scorpion)
父は龍王ロードカナロア!春の3歳マイル王者
- 牡3 安田隆行厩舎(栗東) ウィリアム・ビュイック騎手
- 父:ロードカナロア 母:レキシールー(母父:Sligo Bay)
今年のNHKマイルカップを制覇し、春の3歳マイル王者に輝いたダノンスコーピオン。
前走のマイルチャンピオンシップでは着外に敗れてしまったものの、伸びしろ十分の3歳馬ですぐに巻き返してくることでしょう。父には、香港スプリント連覇を果たした”龍王”ロードカナロアを持ち、縁のある香港で一気の復活を狙います。
香港マイルの予想
- ◎ ゴールデンシックスティ
- ◯ カリフォルニアスパングル
- ▲ サリオス
- ☆ シュネルマイスター
- △ ダノンスコーピオン
本命はゴールデンシックスティ。
7歳ながらも衰え知らずの脚力を見せつけている香港最強馬です。前走も、休み明けで仕上がり途上にもかかわらずカリフォルニアスパングルをねじ伏せるレースを披露しました。死角らしい死角は見当たらず、ここも好勝負は確実でしょう。
対抗はカリフォルニアスパングル。
これまでゴールデンシックスティに先着したことがないものの、前走ではわずかな着差に納めるなど、対戦するごとに着差が縮まってきています。
もともと中距離を走っていたこともあり、マイラーとしての伸びしろはまだまだ十分で、一泡吹かせても不思議ではありません。
日本馬では、サリオスを最上位としました。前走のマイルチャンピオンシップ(G1)は大敗するも、雨でゆるくなった馬場が影響したそうで度外視可能です。今回が引退レースとなりますが、昨年3着の実績から軽視はできません。
日本馬にも期待したいところですが、香港の2頭はかなり強力で、ここは香港2頭の争いとなると読みます。
馬券は、ゴールデンシックスティ、カリフォルニアスパングルそれぞれを1・2着に固定した3連単で勝負します。※12月4日時点での予想です。
香港マイル2022にべットできるブックメーカー
香港マイルには、JRAからだけでなくブックメーカーからもベットすることが可能です!
ブックメーカーの利点は、日本で賭けるよりも良いオッズでベットできる可能性が高いこと。うまく活用すれば美味しい配当にありつけるかもしれません。
また、日本では取り扱いのないオッズ(例:4連単)にも賭けることができるので、普段とは違うベットが楽しめますよ!
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)
大相撲の元大関・把瑠都氏がアンバサダーを務め、日本のマーケット拡大に力を入れている『スポーツベットアイオー』。
競馬では、単勝・複勝といった基本の馬券のほか、2着以内(連対するかどうか)でも賭けることが可能です。
レースの配信はありませんが、データも十分に提供されています。香港の競馬、海外をはじめ、日本の中央競馬や地方競馬もカバーされています。
ベットウィナー(Betwinner)
圧倒的なスポーツ取扱数を誇る『ベットウィナー』。
競馬の取り扱いレース数も豊富、かつオッズも優良で、通常のブクメであれば単勝かイーチウェイ(単勝と複勝の混合)のみでしかベットできないアンティポスト(将来行われるレース)ベットにて、複勝だけでのベットできるなど、賭けの種類も豊富ですよ。
他のブクメでは見かけることのないようなスポーツやジャンルの取り扱いも多く、眺めているだけでも楽しいブクメです。